2007年11月21日水曜日

まだ進化できる全日本

昨日の豪州とのゲームの結果は、残念ながら私の予想が的中してしまった。そして、予想に反していたことは、豪州は若手の台頭が著しかった。シドニーオリンピック以降、豪州国内にバレーが定着しつつあると言うことだ。恐らく英連邦大会でも顕著な成績を上げていることであろう。日本が決定的に不足しているのは体力。日本人は勝利への要因に「心技体」を好んでよく用いるが、私も同意する。但し、順番は「心体技」である。全日本男子が1972年ミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得したとき、体格では身長で出場国中二番目の長身選手を揃え、全員にバック転、逆立ちなどを課しアクロバットな身のこなしを付けさせた。当時の松平監督の発想とトレーナーの斎藤勝先生(元全日本男子監督、現東海大学特認教授)のトレーニングの賜物と思う。日本は世界を追いつつ、日本オリジナルを創造して行く必要がある。できないはずはない。我々の先輩ができたのだから。私の提案を一つ披露する。
私が強化委員長であれば、マジック界のマリックさんを招聘し戦術を協議する。攻撃においては相手ブロッカーの視覚を混乱させることが必要。そして、基本となる徹底したフィジカルトレーニングを実施する。日本のバレーは華麗な技術に偏重しすぎ。ブロックが3枚でもブロッカーのタイミングやバランスを崩しピンポイントのコントロールと打ち砕くパワーが必要。

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