2008年1月25日金曜日

中東の笛

 今月の29日と30日に東京の代々木体育館にて、ハンドボールのオリンピックアジア予選会をやり直すと言う。理由は、日本や韓国に不公平な判定があったので、日本と韓国が国際ハンドボール連盟にやり直しを求め、それが受理された結果と言う。アジア連盟としては既に決定したことだから、再予選会に出場する国にはペナルティを与えると見解を述べている。再予選会には日本と韓国しか出場しない。そんな一連の事態である。アジア連盟の主要な役員にはアラブ諸国の王族が就任してお金もチラチラ動いているようです。連日、一般紙にも関係の記事が載り、ハンドボールは今やちょいとしたメジャースポーツだ。しかし、世界ハンドボール連盟と言う所はアジア連盟を長い間コントロールできなかったんだね。スポーツは公平、フェアなはずなのに、中東寄りの判定がかなり長い間許されていたというのも奇異だ。IOC(国際オリンピック委員会)は国際ハンドボール連盟の行司捌きを見物して、コメントをつけるのでしょうね。
 日本男女に勝って欲しいことは勿論であるが、負けても世界最終予選界がある。日本ハンドボール界はメディアの思いがけない応援を得て広報活動ができ、これだけでも価値があったと言っても、ハンド関係者から怒られることはないでしょう。しかし、反面、スポーツの価値が下落したことはまちがいない。子供たちは一連の事態を「スポーツとフェアプレー」の面でどのような感想を持っているのであろうか?やはり、お金があったほうが強いんだな、と考えているのであれば怖い。

0 件のコメント: