2008年4月5日土曜日

今年度の審判講習会始め

 本日は、船橋アリーナにて午前中に千葉県ソフトバレーボール連盟の審判伝達講習会、午後からは同じ会場で船橋市ソフトバレーボールの部の審判研修会であった。午前中の講習会で「しばらくです」と声をかけられた方向を見ると、千葉県から何度も全国大会に出場している全国でも知られているクラブの責任者の顔がそこにあった。「渡邉さんのブログ読んでいますよ。がんばってください。」そうか、彼も読んでくれているのか、ということで単純な私は喜んじゃって、今ここでまたブログ作成しているというわけだ。
 それにしても、質問に回答していて、改めて「ソフトバレーのルールはこのままでいいのか」と考えてしまう。「ルールは誰のためにあるのか」昨年、日本連盟の審判規則委員長に推挙されてから、ずっと考えている。「ルールは愛好者のためにある」。6人制のルール変更は「メデイア」を通じての視聴者を対象にしている感がある。ここ8年間ほど変更のなかった6人制のルールが今年の北京オリンピック後に数点改正されそうだ。「パッシング」「タッチネット」「ボールのサイズ」などだ。では、ソフトバレーボールのルールはどうか。誰でもが楽しめるようなルールが望ましいと私は考えている。身長が高い人に圧倒的に有利になるようなルールもソフトバレーにふさわしくないと考えている。審判の主観に多くを頼るのも困る 。などなど・・・。
 新年度の審判規則委員会は6月末に東京都で開催する。委員は全国から推薦頂いている、8ブロックからの代表の方たちだ。今年検討することが来年のルールブックに全て反映されるわけではないが、すぐできることと、2年後の連盟発足20周年を目指してやって行くことを分けて検討して行きたい。
  ソフトバレーボールはもっと楽しくできる。もっとレクリエーション的にできる。もっと競技的にだってできる。もっと体育としてできる。もっと健康の役に立つ。もっとな仲間を呼び寄せることができる。そして、家族が元気になる。地域が元気になる。日本が元気になる。

1 件のコメント:

かし爺 さんのコメント...

渡邊さま こんにちは。
時々ブログを拝見させていただいています。

2008年度のソフバルールブックを入手し、読んでいますが、ほとんど変わっていないので、ちょっとガッカリしています。

渡邊さんは日本ソフトバレーボール連盟の審判規則委員長という事なので一つの質問と、二つのお願いを申し上げます。
質問については個人の意見ではなく、審判規則委員会としての回答をいただければありがたいです。

○質問
ソフトバレーの場合、ネット下でのオーバーネットの反則は有るのでしょうか?

ソフバのルールブックでは
「ネットによって分けられた相手コート上にあるボールにふれたとき」(P24)となっています。
この文章では、ネット下に関しても相手コート上にあるボールに触れればオーバーネットの反則と判断されます。

ところが数年前ルールに関する資料を頂き、読んでみたところ「6人制では取り返しが許されているから」と言う理由で反則では無いとの事です。

9人制のルールブックでは
「ネット上を越えて相手コート内にあるボールに触れたとき」(2007年度ルールブックP41)となっています。
この文章ではネット下に関しては反則では無いと判断されます。

☆もし質問の答えが反則でないとしたら、来年度から9人制と同じような文章に訂正して頂きたい。



○お願いその1
ボールがネット下を通過した場合のハンドシグナルについて。

6人制、9人制共にボールがネット下を通過し、相手コートに落ちた入った場合はアウトボールであると定義しています。
もちろんソフバでも同じくアウトボールです。

6人制、9人制共にアウトボールではあるが
ネット下を通過した場合のハンドシグナルが存在します。
渡邊さんはアウトボールなのだからと「アウト」のシグナルを要求していますが、同じバレーボールの仲間なのですから、ネット下通過のシグナル(センターラインを指で指す)で良いと思います。

出来れば来年度から変更して頂きたい。



○お願いその2
ボールがネットとアンテナ同時に触れた場合の対処について

ルールブックの注解(P24)では同時に触れた場合は、その後プレーを続けられるとなっています。

以前その理由説明を受けたとき、「サイドライン上に支柱が立っているから」との事でした。
しかし、よく考えてみるとソフバのコートは6人制と同じ条件なんです。
6人制ではサイドラインの真上にサイドバンドが有り、その外側に接してアンテナが付いています。
6人制ではネットと同時に触れてもアウトなのに、ソフバではセーフという理屈がわかりません。

他のバレーボールと同様に「アンテナに触れたらアウト」として頂きたい。



余談

先日、私が主審を務めた試合で実際にあった事なのですが、
ボールがネット上を転がってきて、アンテナに当たり跳ね返って左側のコートに落ちました。
私は迷わず右側のチームにポイントを出し、左側のコートにボールインのシグナルを出しました。
すると左側のチームから「アンテナに当たってる」と猛抗議。
詳しく説明して、なんとか納得させましたが、ほとんどの方が解っていないようです。

ゲーム終了後、ラインズマンから聞かされたのですが、アンテナに当たる直前に少しバウンドし、ボールがネットから浮いたとの事でした。
そんな微妙な浮き具合までは判断できません。

長文失礼しました。