2009年2月8日日曜日

企業スポーツの危機が訪れるのか

 ここ最近の企業スポーツの撤退が気になっている。アイスホッケー、アメフット・・・この連鎖反応が怖い。本日付朝日新聞にはサッカーJ2福岡が「ユニフォームのシャツに広告がつかないという、プロチームとしては非常事態のまま3月のリーグ戦を迎えそうだ」との写真入りの報道がされた。
 バレーボールのVプレミアリーグの運営費はAクラスで凡そ5億円かかっている。ここのところの経済不況で自動車産業、電機産業、銀行関係のチームのどこかが「休部」「廃部」を表明すれば、連鎖反応でバタバタと「休部」「廃部」表明を出す企業が出てくるのではないかと危惧している。
 我々庶民の世の中は決して暗くはない。元々、人の暮らしはこのくらいのつつましさでよいのではないかと思う。欲張りすぎるとお金が必要になるのは当たり前のこと。身の丈で暮らせばよいのではないか。昨夜、春高バレー茨城県大会の予選会の帰りの幹線道路にあるファミリーレストランを車を運転しながら見るとお客さん結構入店している。赤ちょうちんでも、おばちゃんたちが元気だ。暗くしているのは、政治を運営していない政治家達であり、紙面を売らんがための暗いニュースを増長しているメディアではないか。今まで流れ作業で組立工をやっていた人に、パソコンで事務処理をお願いします、と言ってもすぐには仕事を変えられるわけがない。政府はこのような雇用のミスマッチ解消のために、職業訓練の機会を安価に与える必要があると私は考えている。
 どうも話があっちこっちに行ってしまう。要は、自立していない単に企業の広告宣伝のためのチームは、企業本体が弱くなったときに一番やり玉に挙げられるということ。自立とはチーム自体が売り上げも上げている経営体であること。
 今し方。山梨県から報告が入ってきた。女子は航空高校が増穂商業に辛勝したとのことだ。本日で全国の代表がほとんど決まる。春高バレーの大会の継続もスポンサーの撤退が噂されている。スポーツは本当に経済に弱いのか。経済を活性化するのは人間の活動だ。人間の活動は消費だけではない。生産活動もある。スポーツは生産活動である。この観点をもっと追究していきたい。
 さて、私は午後から神奈川県にある川崎大師に一家6人揃って、年中行事であるお参りに行ってきます。庶民のささやかな夢である宝くじが当たるようにお祈りしてきます。

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