2011年12月15日木曜日

12/14(水) 天皇杯・皇后杯バレーボール大会の会場へ



2007年度からできた新しい全日本大会が、タイトルの天皇杯・皇后杯バレーボール大会。中学チームから予選会に出場できる。実際には中学チームでも女子のトップレベルのチームが稀に県予選会に出場してくるが、ネットの高さも一般と同じ、ボールも一般と同じ5号球のサイズなので県代表になったチームは未だない。
 高校女子は、大学チームやV1チームを破って出てくるのも珍しくもない。今回も下北沢成徳学園は筑波大学を破って関東ブロックから出場している。宮城県の古川学園(旧:古川商業)、山口県の 誠英(旧:三田尻女子)、北海道の札幌大谷も大学チームや実業団を破って出場してきた。
 会場に着くと、丁度、日本体育大学とJA岐阜が対戦していた。日体大のメンバーは、8月のFIVBコーチコースにてモデルになって頂いた関係で良く知っていた。本部席には5月に新たに強化委員長に就任した森田淳悟先生(日体大教授:男女バレー部長)がいらしたので隣に座って解説を聞きながら観戦した。JA岐阜のチームも平均年齢22歳と若いチームだ。来年の国民体育大会の開催を控え強化している。中心選手は関東の大学で活躍したメンバーが多い。日体大は、つい3日前に全日本インカレで準優勝を達成したばかりで疲労が残っているようで体の動きが緩慢だ。セットカウント3-1で勝利したものの、明日のVプレミアのJTとの試合は、きつい試合になりそう。セット終了間際では、2枚替えで、大和南でキャプテンであった丸山沙希が出てくる。2年生になった沙希ちゃんもレシーブが良くなってきた。隣で観戦していた、森田先生も「あの子は、Vで十分活躍できる」と太鼓判を押していた。
 同じコートの第2試合は、女子の東海大と札幌大谷高校との試合。森田先生が昼食に席を立った後に成田明彦先生が入れ替わって本部席に見えた。今度は2年前まで東海大女子バレー部を率いてきたご本人の解説付きでゲームを観戦した。3日前の全日本インカレでは13年振り6度目の優勝を成し遂げたばかりだ。コート上には大和南出身で4年生の河野がライトでプレーしていた。スタメンの古川出身のプレーヤーが怪我の為、交代で入ったようだ。成田先生は「河野は良い。本格的なパワーと高さのある選手(173cm)で、Vで活躍できる」と評価していた。東海大学の現4年生達は、成田先生が本格的に自分でスカウトに動いて、大学に入学して来た子たちだ。1年生からスタメンに抜擢し、経験を積ませてきた結果が、先週の全日本インカレ優勝につながったと思う。試合の方は、大谷高校先輩(ミドルブロッカーの養畑:175cm)のいる東海大学が、お姉さんの貫録を見せて3-0で勝利した。

(画像は、東海大女子vs札幌大谷高校。本部席から携帯電話のカメラで撮ったものだが、この日本部席には役員の姿が少なかった。今日が高校生や大学生の出番なのだから、会長はじめ上位役員が温かい声援を送ってあげて欲しかった。)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

わたなべ様
 卒業生の活躍の模様を記事にして頂き、有り難うございます。私も、木曜日の第一試合から第二試合の最初までを観戦致しました。JT(加藤)対日体大(丸山)、東海大(河野)対トヨタ車体と、卒業生が次々と出でくるので我慢できず、頑張って前日に前倒しで仕事をして時間を作りました。第四試合の東レ(二見)は、後ろ髪を引かれましたが、我慢して職場に戻りました。