2011年12月22日木曜日

12/16(金) 三郷ママさんにて忘年会



 モントリオール金メダリスト主将である神白(かじろ:旧性;飯田)さんが代表を務める「三郷ママさん」に伺った。月一の訪問であるが、今日は忘年会も兼ねている。午前中に基本練習を行った。このチームは、ママさんらしくなく(失礼!)、ウオーム・アップ(準備運動)をしっかりとやる。この時間だけは(失礼!)、皆さん高校生に戻ったようにキビキビと動く。何しろ、体育館をのそのそ歩いている人はいない。30歳代から69歳までが、全員小走りで次の準備に取り掛かる。

 きょうは、ちょいと瞬発力養成のトレーニングを指導した。うつ伏せになったり、仰向けになったり、その場でジャンプしてから素早く2,3メートルダッシュする単純な種目であったが、皆さん肩で息をしていた。皆さん、前方への移動は素早いが、後方への移動がちょいと不得意のようだ。バレーボールで意外になされていないのが、後方へのステップ練習。ブロック後にスパイクするためには、後方に素早く下がって助走距離を取ることが必要である。サーブレシーブからのスパイクは結構決定力があるが、ラリー中のスパイク決定率が低いというチームは、この下がりが遅いと言える。従って、スパイク練習も、ネットに向かって助走してのスパイク練習の次には、ネットから下がってまたスパイクを打つという練習が必要である。更には、ネットに向かって助走してスパイク、次にブロック、更にネットから下がって助走距離を十分確保して助走を生かしたスパイクを打つという複合・連続練習が必要である。この場合の、ネットから素早く離れるバックステップ各種を正しく覚える必要がある。

 コーチングは、巧く行かない原因を把握して、その対策のためのトレーニングを効果的に行うことである。また巧く行った場合、その理由を把握して理論化しておくことである。巧く行った場合に、その場で評価する(褒める)ことも大事なことである。日本の指導者は、どうも褒めることが下手なようである。おだてる必要はないが、例えまぐれでも、褒める必要はある。まぐれも3回に1回の確率で成功すれば、「できかかっている」ということだ。できかかっているということは、更に継続することで「できる」ようになる。

 昼過ぎに忘年会を行った。三郷駅近くの赤ちょうちんでやるのかと思いきや、隣町の料亭でやるとのこと。その料亭からわざわざバスが体育館まで出迎えに来ていた。総勢で30名が料亭の懐石料理を味わった。そして時間が経つにつれて、ママさん達の怪しげな踊りが始まった。文字には表せない踊りとだけ申し上げておきたい。

(画像は、神白さんからその時に頂いた記念品。10年前から静物画に取り組んでいて、作品は玄人の出来栄えである)

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