2012年7月19日木曜日

Thu.July 19,2012 暑い日にはママさんバレーの練習だ

幼稚園PTAママさんチーム「コスモス」の4回目の練習を行った。前回、前々回の練習試合でこのチームの課題が明確に見えた。サーブ、サーブレシーブもまだまだだが、ママさんの試合ではチャンスボールが多く出現する。ナショナルチームクラスでは、自チームからサーブを打てば、相手から来るボールは強烈なスパイクで返ってくるのは90%以上だ。初級ママさんレベルだと、相手からくるボールの40%はチャンスボール(英語ではfree ball)である。このチャンスボールを自チームのセッター1m半円内にセッターがオーバーハンドでトス(英語ではset)できるように返球する率を90%以上に高めようというのが、今回の課題である。
 まず、準備としての構えから説明した。
つま先より膝が前に、膝頭よりも肩が前に、肩よりも肘を前に、前腕を床と平行にして、かかとを少し床から離して、構える。構えは高からず低からず、その中間(middle)が良いであろう。ヤングママさんでも、この準備の構えを続けることは容易ではない。先週、練習の終わりに、ハーフスクワットのトレーニングを10回×3set毎日やることを提案(指示ではない)したが、果たして実行している人が何人いるか?足腰の強さがスポーツの基本である。まずは軽い負荷からスタートしてトレーニングが日常化してくれるとありがたい。効果は3週間後から少し出てきて、3ヵ月後には体が軽くなってくること間違いなし。
 構えができたら、次は「声出し」。声を出すことはリズムとタイミングそして誰がそのボールを取るのか状況判断が付く。構えたら「ハイ!」、ボールに触れる前には「ハ~イ!」。まずは、「ハイ」という大きな声を出すことから始める。そのうち「いいよ」「まかせ」「ハイ・ハイ」「OK」などの言葉が出てくるようになる。英語では”Come on!”と呼び、ボールに触れる直前は”Mine”や”Me”と言う。プレーヤー間に来たボールには”Got it(ガデイ)”と言う。この、ボールに触れる前の声が初心者の場合なかなか出ない。声を出すには、出さざるを得ない条件を設定して練習をやることである。例えば、パス練習で、1から50まで数えてパスすることや、球拾いの声掛けなども具体的に教えておくことが大事である。
 しばらくは、きょうやった練習を体に浸透するまでやる必要がある。練習の後半は、やはりレクリエーションスポーツであるので、乱打練習やゲーム練習を行うことが大事である。失敗してもゲームをやらせること。楽しいのはラリーなのだから。大きな失敗には、その場で数回正しいプレーを繰り返させ、修正しながらゲームを行う。失敗することで、プレーヤーは工夫し、成長する。
 

 きょうは、幼稚園も夏休みになり、子供達も沢山お母さんに付いて来た。この子達がみんな、バレーボールを好きになってくれることを願って、お母さん達が笑顔でバレーボールをやっている光景を子供達に見てもらおう。

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