2012年10月4日木曜日

Thu.Oct.4,2012 全日本女子監督は真鍋監督が続投

   一昨日、真鍋氏は、日本バレーボール協会からの監督続投の要請を受諾し、昨日、記者会見に臨んだ。彼の監督としての実績は立派なものだ。世界選手権で3位、ワールドカップでは4位、そして今夏のロンドンオリンピックでは28年ぶりに銅メダルを獲得した。従来の全日本女子の監督がやらなかったことで彼がやったこと。それは専門家集団を自分の周りに配置したことだ。サーブ・コーチ、守備のコーチ、攻撃のコーチ、データ・スカウトマン、フィジカル・コーチなどの専門家を配置し、やり方まで任せたことは、今までの監督にはなかった発想だ。そして良いと思ったことは、とりあえず何でもやってみた。

 私は、次のリオ・オリンピックには彼は監督を引き受けないと思っていた。なぜなら、次の全日本チームがメダルを取ることは今回以上に至難の業と言えるからだ。日本のライバルとなる国は、まず4年後のオリンピック開催国で、連続金メダルを狙うブラジル。カーチ・キライ新監督体制のUSA。ロンドン・オリンピックで初めて連続出場をストップさせられた古豪キューバ。ロンドン決勝トーナメントで敗北したのち監督が突然死したロシア。8年後のオリンピック開催有望国であり今や欧州の強豪になったトルコ。高身長を推し進めている欧州各国。アジアでも中国、韓国、タイが日本と併走している。

 日本で開催されるワールドカップやオリンピック最終アジア予選において、開催国の優位性を生かしてオリンピック出場権を取ることも、これからは難しくなるであろう。世界のアジアのバレーボールのレベルが底上げされ、向上してきた。
(大英博物館に展示されてあるLondon Olympicの金メダル)

 これからの4年間でできることは限られている。真鍋監督が次に打つ手は何か?いずれにしろ、彼の心意気は買いたい。そして記者会見で述べたような「できれば金メダル」でなく、「金メダル以外考えていない」ぐらいの強気の発言をして欲しい。銀メダルを獲る発想と金メダルを獲る発想は、まったく違うものだと私は考えている。例え2番を目指すのであっても、それはその次の1番を獲るための戦略であるべきだ。「良い色のメダルを目指します」と中途半端な目標を言った選手のなかで金メダルを獲得した選手はいなかった。レスリング女子の吉田選手は「連覇目指します」ときっぱり言って、その重圧を圧倒的なトレーニングで撥ね退けた。彼女のスピリッツは見事だ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

先生!おはようございますm(__)m
秋田の黄緑です(^-^)v
最近、釣りにハマっていてアオリイカを釣りに行ってます。練習日だった昨日、終了後もイカを食べながら一杯(*^^*)ついつい遅くまで(^-^;
さて、11月には地元の大会が2つ控えています。地元の大会なので勝てる!っていつも気合いをいれますが、去年は散々でした(--;)って昨日の練習後にみんなで話ました。イージーミスが多く、土壇場で一点が取れません。イージーミスってテンション下がるじゃないですか?自分もありますが相方もけっこう多いんです。そんな場面で、次はだいたい自分にトスがあがり、ブロックされちゃうとなんだか負けパターン(--;)練習ですね!やってないことはできないですもんね。勝ちたいなぁ(@_@)

わたなべ たかし さんのコメント...

秋田の黄緑さんへ、

スパイクの練習時にブロックを付けて練習していますか?
ブロックは、スパイカーが抜いて打つためでなく、利用するためにあります。利用するには二つの方法があります。ブロックアウトとリバウンドです。ムキになつて、真下に打ったらシャットを喰らいます。