2012年10月3日水曜日

Wed.Oct.3rd,2012 クール・ダウンの必要性

   昨夜は、我がソフトバレーボールクラブの定期練習日であった。来週末から宮城県で始まる全国ねんりんピック出場を控えているので、出場チームを中心に、ゲーム練習を多く行った。隣のバレーコートでは、我々も属している総合型地域スポーツクラブ「大穴クラブ」(千葉県で最初に発足)のママさんバレーチームが練習している。ママさんチームは、普段、他の小学校体育館で練習しているのであるが、そこが改修とかで2ヶ月前から一時的に我々の大穴中学校体育館に練習の場を移している。過去に全国大会にも出場。今でも県大会では、上位に入賞する実力をもっており、我々ソフトの部にもOGは、沢山いる。

 ここ2ヶ月間ママさんチームを観察していて気が付いたことがある。練習後にクール・ダウンをやらずに帰ってしまうことだ。ソフトの部は、5分間だけ(疲労気味の時は10分~15分)であるが、クール・ダウンにストレッチをやっている。ママさん達の1人に「クール・ダウンやらないの?」と聞くと「やったほうが良いのでしょうけど、やらないですね・・・」とモナリザのような微笑で答えてくる。ママさんチームには男性指導者が付いている。頼まれもしないのに、私のほうから練習内容に首を突っ込むのは控えている。しかし、今40歳前後のママさん達も、一般的に40歳後半あたりから身体のあちこちに不具合が生じてくる。若いときからクール・ダウンの習慣を身に付けておいてほしい。そして、それは指導者の義務でもある。

クール・ダウン(Cool Down)は、クーリング・ダウン(Cooling Down)とも言う。以前は「整理運動」と呼んでいた。Cool Downは、ウォーム・アップ(Warm Up)と同等に大事である。きちんとやることが障害の予防と疲労回復に有効である。Cool Downにはストレッチを用いる。ストレッチの種類も大別して3種類あるが、Cool Downには、筋肉を伸ばしたまま静止する「スタティック・ストレッチ」を用いる。ストレッチで肉体とともに精神的な緊張を取り除いて休まないと疲労も回復しない。緊張を残したままでいると、翌日また筋肉が硬くなる。柔らかい筋肉にしておかないと、道路のちょっとした凸凹につまずいて転倒したり、肩周辺の筋肉が萎縮して硬くなり四十肩、五十肩になりやすい。スパイクのスイングも小さくなってしまう。

ストレッチに関しては、そのほか腱が骨を引っ張ることにより骨細胞の代謝が活性化するということもわかってきた。あともう少し練習をやろうという気持ちを抑えて、たかだか5分間でも良いので、運動で硬くなり縮んだ筋肉をジワーッと伸ばして欲しい。そのことで確実に選手寿命もジワーッと延びる。その証人たちの77歳をはじめ60歳以上が我がソフトバレークラブに10数人いる。我々のやっている生涯スポーツの中のリクリエーションとしてのママさんバレーやソフトバレーにおいての金メダルは大会での優勝ではなく、永~くスポーツを現役で楽しんでいることだ。

 明日も元気で、体の故障も無く、仲間と楽しくバレーボールをやるためにCool Downを実践しよう!但し、その後自宅に帰っての冷たいビールの飲み過ぎはCoolし過ぎてDownしてしまうこともあるので要注意!

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