2012年12月6日木曜日

Thu.Dec.6 今こそスポーツの力を被災地の子供達に

   私は、NHKをよく見る。いや、ほとんどNHKしか見ない。理由は、良質な番組が多いからだ。カミさんと子供達は民放のバラエティ番組が大好きなので、お互いの見たい番組が重なると、私の方が折れてビデオに録画してから見るようにしている。なにせ、女3人vs男1人では分が悪い。男は素直が一番である。
(tomorrowとは「明日」の意味。beyond 3.11とは「3月11日を超えて」と言う意味のサブタイトル)

  NHK BSで毎週火曜日に放映されている「Tomorrow 3.11」も良い番組だ。オリジナルは英語であるが、日本語を副音声で聞くこともできる。英語の学習にもなる。内容としては、海外から日本となじみのある各界の著名人が訪問して被害にあった現地の人々と交流するドキュメンタリー風番組だ。歌手のシンディ・ローパー、ピアニストのリチャード・クレーマン、フランスからの三ツ星シェフ、ハワイ在住の海洋イラストレーターのラーセン、ハーバード大学の教授で政治哲学者のサンデルも訪れた。
(コート上では燃えるホースト。コート外では物静かなオランダ人である)

 今週はK-1格闘家で元チャンピオンの親日家アーネスト・ホーストであった。錚錚(そうそう)たるメンバーである。その世界のtopで活躍する人間は感覚も鋭い。改めて被災地の現場を見て、自分にできることを現地の人に贈る。それが演奏であり、絵であり、料理であり、パブリックディスカッションである。
(釜石市にある格闘教室の子供達にレッスン。自身にも3人お子さんがいる)

   スポーツ選手は、自分のブレーを見せるのも良いが、地元の子供達と一緒にプレーするのが一番良い。世界一のアスリートとの触れ合いから生まれる思い出は、子供達に永遠の感動として心に残る。そして、トップアスリートの言葉に励まされ勇気が湧き出てくる。そして、どういうことなんだろうか、励ましに行ったつもりの著名人たちが逆に勇気をもらって彼の地を後にする。現地の人達は家族や家を失った悲しみを越えて、前に進もうとしている。その魂に触れて訪問者達は人間の強さに改めて敬意を表する。

   震災直後は、衣食住が大事。そして、落ち着いてくると、医職住が必要になる。それからがスポーツ、音楽、絵などの文化を心が渇望する。体を動かすと心も動く。快活になる。子供達と一緒になってキャッチボールをする。選手の打つサーブやスパイクをレシーブしてみる。ソフトバレーでチームを組みゲームを行う。

 先週の三宅島でのソフトバレーも2000年の雄山の大噴火以来人口が激変。高齢化率も激しい。噴火以来、観光客も大幅に減少したまま。働き口も少ない。しかし、若い人も中年も一堂に会して、チームを作り交流大会に参加している姿を見ると「元気」が伝わってくる。若い人たちの発想と行動力、そして中年の知恵で島を変えてくれそうな気がしてくる。わたしのようにトップアスリートでなくとも、縁の下の力持ちで交流大会を創設、運営することで、多少でも地域のお役に立っていることが嬉しい。

 これからが、ますます、スポーツの出番ではないか。トップアスリートよ、コートから、体育館から出でて、地域に赴き、ファンの心に寄り添おうではないか。

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