2013年2月28日木曜日

Thu.Feb.28,2013 任命責任

ここ数年前から政権与党の大臣がその任に相応しくない言動がある度に首相の任命責任が問われ、追求されてきた。そして、政権は有権者から次第に見放されていった。

本日発売の『週刊文春』に載った「橋下大阪市長が体罰問題で市教育委員会顧問に抜擢した前全日本バレー監督」の記事も、橋下さんの任命責任が問われる事態になるやも知れない。

就任を請われた前監督も、状況をみればご自分がふさわしいかどうか判断できたはず。

今の中高校生達も10年後は世界各地で活躍していることであろう。その時に旧時代のままの根性論ありきのスポーツ経験を持っている若者は海外のスポーツ愛好者と同じ空間で楽しむことに苦労するかも知れない。根性論は必要である。しかし、それはコーチから課せられるものではない。選手が自分で自分に課すものである。

今からでも、日本のコーチは基本的にグローバルスタンダード(世界標準)でコーチすべきである。まず、選手をリスペクト(敬愛)できることが大事である。選手がいるから、指導者がいる、という発想である。

勿論、日本の良さもある。「礼に始まり礼に終わる」。これは柔道の創始者の嘉納治五郎の哲学である。それまでの柔術は身体を重視していた。治五郎は、それだけではいけないと心を鍛えることの必要性をアピールして身心を鍛える柔の道(柔道)を始めた。だからかそ海外でも柔道は受け入れられオリンピック種目にも採用された。



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