2013年4月3日水曜日

Tue.April 3,2013 65歳定年制に思う

4月に入って暮らしの法律が変わった。本日4月2日から「改正高年齢者雇用安定法」が施行された。今まで定年は60歳だったのが、本人の希望があれば65歳まで会社で勤務することができるようになった。

そもそも法律では企業に対し、1.60歳の定年年齢の引き上げ、2.継続雇用制度の導入、3.定年制度自体の廃止の3つのうちひとつを義務づけている。そしてほとんどの企業が採用しているのは2の継続雇用制度。なかでも「再雇用制度」といものが主流だ。60歳でいったん会社をやめてもらい、その後あらためて雇用契約を結びなおす。しかし、この再雇用には決してメリットだけあるのではない。

特に、単なる定年延長と異なり給料が激減するという点。通常の場合、再雇用後の給与は7〜6割程度になり、なかには半分近くになってしまうという調査結果もある。他にも、雇用形態と配属先の問題などもあり、会社に残っても楽ではない。それでも給料が減っても、まだ再雇用で65歳まで働き続けるほうが老後の生活資金獲得には良いようだ。

昨年の3月に私は60歳の定年を迎えて34年間務めた会社を退社した。勤務延長をすることも考えたが、バレーボールで飯の食える仕事をしたくて、定年退社の道を選択した。現実は甘くないが、私の後に続いてくる人がいれば何らかの参考事例になると思う。

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