2013年5月21日火曜日

Tue.May 21,2013 船橋市ママさんバレー教室 ‐ 第3回

本日のテーマは、スパイク、パス、ブロック。

先週は、スパイクの基本(腕のスイング、ジャンプ)を行ったので、本日は助走をつけてジャンプしてボールを打つ、スパイクの総合練習を行った。

助走(アプローチ)をつけてジャンプすることで、より高い位置からスパイクを実行できる。理想は、相手ブロッカーの上からスパイクを行うことだ。この場合、難しいのは、助走のパワーをいかにして上方にジャンプするパワーと結合させるかだ。

そのためには腕のスイング、足のジャンプステップ、膝の屈曲と伸展をうまく同調させることが肝心である。

まず、コーディネーショントレーニングで「立ち幅跳び」を行う。最近の子供達は、この立ち幅跳びの能力が劣っているという。筋力だけでなく腕を振ってその力を利用して前方に両足で跳躍する能力が年々劣ってきている。お母さんたちが、まず良いお手本を子供たちに見せてあげてほしい。

立ち幅跳びの動作は、スパイク時の踏み切りからジャンプへの連結動作を習得するのに役に立つ。
①リラックスして両腕を前方に軽く振る(レディスイング:準備のためのスイング)
②両腕が床方向に戻る力(反動力)を利用して、そのまま両腕を後方に振りあげる。
  いわゆる、バックスイング。
  この時、両肩の力を脱力して、両手の平を天井に向かせると、よりよく両腕が上方に上がる。
  膝もこの両腕のバックスイングに合わせて屈曲させる。
③ここから両腕を下方そして前方に振り上げる(ダウンスイングとフォワードスイング)と同時に屈
  曲させていた両膝を伸展させて、身体を前方に空中移動させる。

本日は、この「立ち幅跳び」をエンドライン側からネット際に数回跳んでいただいた。中学生ぐらいになり体力がつくと、これを連続でできるようになる。お母さんたちは1回、1回フォームを確認してやっていただければよい。

前方に跳ねているだけでは、ベレーボールの場合、タッチネットという反則をしてしまう。助走の水平パワーを上方ジャンプに引き上げるには両腕を上方にスイングアップすることも重要だが、筋力も必要だ。この場合の上方にジャンプする筋力は、下肢の大臀筋とハムストリングス(腿の裏側の筋肉)。臀筋やハムは股関節を伸ばす働きをしている。良くジャンプしている選手のお尻をご覧ください。プリッとヒップアップしている。ヒップアップしたい人はお尻の筋肉を意識してジャンプしなさい、ということ。

そこで、大臀筋(だいでんきん:お尻の筋肉)とハムを鍛えるために、後方への「立ち幅跳び」をすると効果絶大!お母さんたちにも数回やっていただいた。さすがに、すぐにはできなかった。それもそうだ。日常動作に、こんな動きはない。お1人が「アタタタ・タ」と顔をしかめてその場に立ちつくした。軽い筋けいれんを起こしたみたいだ。

しかし、最低一日5回~10回ほどは、これをやってほしい。腕のスイングで体を上方に引き上げ、大臀筋とハムで体の前方への流れを防ぎながら高くジャンプできるようになる。


本日は、このあと元全日本の真理ちゃんによるパスの基本を、Q&A形式も交えて行った。真理ちゃんは、今日もスリムな体で軽やかに見本をこなしていく。

そうそう、先週の回からコーチが増えた。市内の丸山小学校を拠点に活動している丸山VCボーイズチームの監督である築山(つきやま)さんが加わった。元JALに勤務、ジャンボ飛行機のパイロットをされていた方だ。丸山VCは県内トップのチームで全国大会は7回、関東大会にも13回出場している。但し、チームの操縦はジャンボ旅客機より難しいようだ。確かに機械は人間の指示が正しければちゃんと言うことを聞いてくれるが、人間は時にはヘソが曲がるから操縦は簡単ではない。

我が家では、操縦桿を握っているのは家内だ。大いにへそが曲がっている私(私自身はこれを私の個性と考えているのだが・・・)の操縦は一筋縄ではいかないみたいだ。最近、操縦桿が3つになって家内、娘2人の3人で私の操縦体制に入った。・・・おっと脱線・・・じゃなく飛行路を外れてしまった。

いずれにしろ・・・これで、名コーチが2人となり、私も楽チンができる・・・。

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