2013年7月3日水曜日

Sun.June 30,2013 マスターリーダー新規養成講習会&更新研修会in大阪 2日目

最初の講義は、小学校授業におけるソフトバレー指導支援。しかし、教育行政にバレーボール協会や連盟が関わっていくには、まず各都道府県協会の指導普及委員会と小学生連盟、ソフトバレー連盟が連携して地元の教育委員会、実施小学校との緻密な打ち合わせが必要だ。あくまで支援というスタンスが大事。

私が担当している千葉県では、既に小学生連盟と連携して、今年も実施の方向で進んでいる。また、幼稚園児へのソフトバレーボール体験指導も9月以降の実施と決定している。一過性のイベントに終わらせずに継続的に行うことで成果が出てくる。

次の講義は、私の担当の審判法。今回は「動画とPower Pointを用いての記録法の説明」を行った。実は、1か月前に大阪府連盟の高塚理事長から、今年度の審判伝達講習会では、記録法を中心に行ったら好評でしたので、渡邉さんにも紹介しますとメールに資料が添付されてきた。

その資料をパソコン上で見てみると、なんと非常にわかり易い教材であった。そこで、大阪府連盟のご承諾を得て、本日の日本バレーボール協会主催マスターリーダー養成講習会で受講者の皆さんにご紹介することとなった次第である。この教材は、まさしく労作である。指導普及部長の山田さんはじめ関係者の努力と工夫が画面を通して感じられた。
(プロジェクターを2台使って、左側にパワーポイントで作った記録表、右側に連動したゲームの動画をそれぞれ映す)

今後は、速やかに各都道府県連盟に配信、配布をしていくように早速CDのコピー作成準備に入っている。小学生高学年でも、これを一度見れば、簡単に記録をつけられると思う。動画がついているので、体育館やチームが不要。会議室があれば椅子に座って学習できる。いやあ、本当に素晴らしいものを大阪府連盟は作ってくれた。

他の都県連盟も今回の大阪府連盟作の記録法に劣らぬ教材を開発しているものと思う。良いものは全国に広めて頂きたい。そのために遠慮せずに日本連盟を活用して欲しい。

閉会式を終え、帰り支度をしている笹利香さんにお声をかけた。彼女は東日本から唯一の受講者で山形県新庄市から参加してきた。昨年のこの講習会で新たにマスターリーダーに認定されていたが、もっと学習したいと4年に1度出席すれば良い更新講習会に早くも出席してきた。そして、毎年出席したいと言う意欲満々の30歳代(アラサー?)の女性である。昨夜の審判規則委員会中心の二次会にも参加していただいた。彼女のような元気で明るい性格が山形県連盟を更に活性化する起爆剤になる。ゴムまりのように弾んで更に成長して欲しい。リカちゃん応援しています。

午後からは、我々の審判規則委員会の今年初めての会議を開催した。通常の議案を討議し終えて、勉強会に入った。勉強会とは、我々委員の資質を高めるための機会であり、今回から設けた。講師は、昨年まで府立高校長を務められ、この4月からは母校の大阪体育大で学生の就活指導(教員心得)をされている吉村さん。何事も歴史を知ることが物事を正しく認識できると、この日はソフトバレーのルールの生誕から現在までの流れを当時の手書きの企画書、規則案、最初のルールブックなどを持参され、熱く語って頂いた。

吉村さんは、私と同年齢。私達には歴史を伝えて行く責務がある。そして、次世代が育って行く環境を整える役目もある。権腐十年という言葉がある。同じ役職に10年留まっているとその組織は腐ってしまう、と言う意味に私は捉えている。その考えでいくと、私も審判規則委員会委員長として今年で7年目に入った。そろそろ退出の時期である。


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