2013年8月12日月曜日

Sat.Aug.10,2013 講習会3日目の講師は元全日本選手 !

午前中は、「練習計画の立案」を高校女子チームをモデルに具体的に講義。計画立案以上に大事なこと。それは、計画を実行し、チェックし、対策を打つこと。そして、修正も加えて再び計画立案すること。その繰り返しがチームの成長になる。

このような計画の管理を“PDCA Management Sycle(ピィ・ディ・シィ・エィ・マネジメト・サイクル)"という。PDCAは、Plan-Do-Check-Actionの頭文字をとっている。計画を立て実行する人はたくさんいる。しかし、実行したあとに真剣に確認、反省、検証する人は少ない。そのあとに、対策を打つ人は、更に少ない。このサイクルをグルグル回すことが、確実にチーム力を向上させる。

次のテーマは、「サーブ」。先ず、講義をパワーポイントを用い説明。その後、サブアリーナで地元の中学女子にモデルになっていただき実技指導。外は30度を超す気温であるが、サブアリーナにはクーラーが入っており快適である。ジャンプ・スパイクサーヴの説明は、受講者の中にVプレミアム男子の現役選手が2名いたので、彼らにモデルをやっていただいた。中学女子生徒達は、間近で見るVリーガー達の迫力あるプレーに目を丸くしていた。
 
現役選手のうちにセカンドキャリア(現役後の人生設計)を考えることは、その人にとって有益である。現役時代はプレーだけに専念すれば良い、その後のことはその後で考えればよい、との考え方もある。その考えを私は否定はしない。しかし、長い人生をバレーボール現役で過ごすことはできない。コーチの道を歩む、コーチ以外のスタッフの道を歩む、もしくはスポーツ以外の道を歩む人もいる。現役のうちに、例えば弁護士の資格を取るための学習を始め、セカンドキャリアを形成する努力を始めるのも良い。
(「名選手、必ずしも名コーチに非ず」と言われる。しかし、田中直樹さんには、この言葉は当てはまらない。実にポイントを的確にとらえて指導している)

午後からは、オリンピック3度出場の昨年現役選手を引退した全日本女子の多治見麻子さんと1980年代に日本体育大学、住友金属、全日本男子でエースで活躍した田中直樹さんを講師に迎えて「スパイク」「スパイクレシーブ(dig)」の基本を懇切丁寧に指導していただいた。
(これは珍しい場面。田中さんがトスを上げて、多治見さんが速攻に入っている。強い時代の全日本の選手は大概のポジションはこなせるんですね。そういえば、多治見さんも八王子実践時代は180cmの身長を生かしてサイドスパイカーであったが、その後ミドルもやって、結果的にどのポジションでもそつなくこなせるようになった)

最後のdigの練習では、受講者全員が元全日本選手と現役Vリーガーの打つ強打を4本、体験レシーブすることを行った。
(多治見さんのDig。下半身が安定して目線がぶれない)

(集合写真)



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