2013年10月1日火曜日

Mon.Oct.1,2013  東京国体少年男女の部を観戦

会場は、神奈川県と東京都の境にある町田市の総合体育館。本日は2回戦と3回戦の試合が行われた。一番の見どころは、単独チームで出場している神奈川県立大和南高校と長野県の都市大塩尻の対戦である。どちらが勝っても、ベスト4の実力はある。

大和南は今年の関東大会で東京の文京大高校に僅差で敗退。その後のインターハイでは世界ユースにエースを2枚出して、両翼のないままの試合で2回戦敗退。今回は、地元神奈川にも近い会場のせいもあって、応援団も多数押しかけた。2年前までは私も外部アドバイザーの形で12年間かかわっていたが、監督が定年で退かれたのを契機に私も一緒に退いた。国体では4年前の新潟国体での3位が最高の成績だ。今回は全日本ユースのほうに出ていた2人も出場している。期待が持てる。

一方の都市大塩尻は、4年前に創立したバレー部である。監督は、中学バレーの名将である岡田先生。選手の大半は、岡田先生が長年指導してきた裾花中学の卒業生である。中学での優勝は6回。今年の全国高校私学大会では、この同じ町田の体育館で高校バレーで初優勝を遂げた。

結果は、僅差で県立大和南に軍配が上がった。大和南のブロック力が都市大塩尻の攻撃力に勝った。岡田先生の戦術理論は雑誌などで拝読して敬服している。今日の試合ではその戦術を生徒たちが十分実行できなかった、と思われた。大和南は、次の試合の今夏のインターハイ覇者である大分の東九州東龍を一蹴しベスト4に勝ち進んだ。明日は、来年長崎国体を控え強化中の名門九州文化学園と決勝をかけて対戦する。ポイントは、監督の采配であろう。

2回戦  神奈川県(大和南) - 長野県(都市大塩尻) 2-1 (23-25, 25-15, 28-26)

【準々決勝】
G5 神奈川県(大和南) - 大分県(東九州龍谷) 2-0 (25-18, 25-19)
G6 長崎県(九州文化学園) - 大阪府(金蘭会) 2-1 (16-25, 25-21, 25-13)
H6 東京都(選抜) - 福岡県(選抜) 2-0 (25-22, 25-16)
H5 熊本県(熊本信愛女学院) - 京都府(京都橘) 2-0 (25-23, 25-22)
男子のゲームは、2回戦の青森県選抜と東京選抜の試合をじっくりと見た。コートサイドの席には青森県協会会長の春藤先生も私の隣に座られ一緒に観戦した。東京都選抜は、駿台学園を中心に東洋、東亜学園から1名ずつ入れたチーム。東亜学園2年生で元全日本選手のお父さん譲りの高身長を生かした2mの大竹君の活躍が目立った。青森県選抜は6月のNHK東北大会で優勝した県立五所川原高校を中心に県立弘前工業から補強したチームである。強烈なジャンプスパイクサーブを打つ2人が攻撃の原動力であった。ゲームは、フルセットになったが、地力に勝る東京選抜が逃げ切った。青森県は相手の弱点をもう少し見極めて、そこから徹底して攻めればもう少し点が取れたであろう。また、バックアタックを実行するに当たって、東京のミドルブロッカーは大型なので、そこを避けて、サイドからの実行に変えるとか、Bを絡ませてのパイプにするとかもう少し工夫が欲しかった。

2回戦  東京都(選抜) - 青森県(選抜) 2-1 (22-25, 25-18, 25-23)

【準々決勝】
E5 愛知県(星城) - 長野県(選抜) 2-0 (25-21, 25-23)
E6 福岡県(選抜) - 東京都(選抜) 2-0 (25-19, 29-27)
F6 秋田県(雄物川) - 埼玉県(選抜) 2-1 (25-23, 21-25, 25-19)
F5 大阪府(選抜) - 熊本県(選抜) 2-0 (26-24, 25-20)
男女に共通しているのが、ここぞという場面でのサーブの凡ミスが多いこと。サーブを実施するうえでのメンタルトレーニングが更に必要と感じた次第である。

会場から出ようとしたときに、青年海外協力隊OBで私の後輩でもある大分の近江さんご夫婦と再会した。お子さんは先ほどの東京選抜、駿台学園(2年生)でエースだ。オヤジさんに似てパワーがある。しばらく45分ほどレストランで話し込んだ。そのご、2時間かけて、町田から西船橋へ戻り、我がソフトバレークラブの練習に向かった。

さて、明日は立川市で行われている成年男子を観戦に行く。東京のFC東京がベスト4に残っている。総監督の吉田さんに会える。それに、この8月に千葉県で行った日体協公認指導員講習会にに受講に来てくれた2人の現役選手達とも会える。明日の夜は春藤先生と新宿で会食の予定。


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