2013年10月25日金曜日

Wed.Oct.23,2013 墨田区のソフトバレークラブのジールさんを訪問

4ヶ月ぶりにジールの練習に参加した。自宅に近いJR西船橋駅から総武線の電車に乗りJR錦糸町駅で下車。スカイツリーを前方に見ながら徒歩で会場の錦糸中学校に向かう。総所要時間35分。

今夜の練習参加者は14名。ジールの練習日は水、金、日の週3回。金曜日、日曜日は人数が多くなり25名ほどが参加する。練習後、私のために6名が食事に同伴してくれた。ジールは、東京都内は勿論、隣県の神奈川、千葉、埼玉、山梨、更には茨城、長野まで足を伸ばして毎月のようにソフトバレーの招待交流大会に精力的に参加している。

22年前の私のソフトバレーの楽しみ方も、まさに同じようなものであった。当時は渋谷区バレーボール協会の役員達で作っていた「渋谷」に私も参加して、毎週木曜日の練習は勿論、2週に1回は関東各地のクラブの招待試合に参加していた。6年ほどそのようなソフトバレー生活を満喫し、その後は私が土日の会社業務が多くなり、足が遠のいた。

食事を採りながら、ジールの面々から各地での交流試合の様子などの情報や個人の感想を聞かせていただく。その中で、最近の関東地域でもソフトバレー連盟の個人登録状況の減少について面白い意見があった。各都県連盟主催の交流大会に出場するためには日本バレーボール協会の個人登録(MRS)をしておく必要がある。ある連盟の役員は、個人登録者数の減少をITを操作する面倒くささを理由にあげる。確かに、その理由はソフトバレーの愛好者には中高年が多いということで納得できる。

しかし、減少の理由は、それだけではなさそうだ。ジールの中堅メンバーである彼は続けてこう言った。どこの都県も少子化、共働き、労働時間の増加、介護などの社会環境変動があり、愛好者の中にはスポーツを行いたいができない環境化になってきている。また、チームスポーツより個人スポーツに志向が変わってきた。個人種目の方が、人間関係が希薄ではあるが気楽という理由もあるようだ。そのような社会背景もあるが、連盟組織の愛好者への対応も理由の一つに挙げれれる、と彼は話し続ける。

ここにAとBの2つの県があるとすると、どちらの県も県大会出場チームは減ってきている。しかし理由が微妙に違う。A県は普及策はほとんど活動していない。県大会も極端に少ない。B県は、積極的に活動している。審判講習会、大会数も他県と比べても断然多い。そして結論として、A県は連盟役員が積極的に活動していないので減少しているものの下降線は穏やかである。B県の連盟役員は積極的ではあるが、威圧的であったり、強権的であったりして愛好者は気持ちが落込み、次から出場したくなくなり、結果、激減する。

積極策を取らないことでの減少と積極策を取るが方法論で愛好者に受けいられずの減少があるということである。連盟役員でもある私には耳の痛い話である。

現場に行くと参考になる意見が沢山聞くことができる。ソフトバレーは役員だけが創っていくものではない。愛好者のニーズ(要求)だけで創っていくものでもない。連盟組織の役員と愛好者と共に目線を同じにしてお互いに耳を傾けて創っていくものである。

ソフトバレーボールへの想いは誰でも皆同じ。


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