2014年1月9日木曜日

Thu.Jan.9,2014 ソフトバレーボールの力

首都圏では、今後大幅に高齢者が増加することは、将来推計人口のグラフを見れば一目瞭然だ。
(国土交通省;長期展望委員会の資料から)

2050年における日本全土の高齢者人口は3764万人。同年の人口推計は9515万人だから、約4割が高齢者(65歳以上)という試算になる。

都市部では介護施設を作るにしても地価が高い。介護人材も不足。人間関係が希薄な都会では、公的なボランティアによる助け合いの仕組みを作るだけでは超高齢者社会を支えることは難しい。

そこで、スポーツとりわけソフトバレーボールの出番ではないかと思う。「渡邉さん、練習にいこうよ」と、ご近所やチームメイトが誘いあって、幼稚園児から90歳代までの老若男女が体育館でプレーを楽しみ、その後はお茶会でお喋りを楽しむ。仲間の60歳代の元気な高齢者には私設(公設)託児所をお願いして若い夫婦は共稼ぎに出る。若い人達はヘルパーの資格を取り練習に来れなくなったベテランの介護を手伝う。趣味のスポーツの世界でも地域における身守り・支えあいのようなものができるのではないか。

来週の13日(祝)東京都体育館サブアリーナにて開催(9:00-18:00)する「第5回都民ソフトバレーボール交流大会」には、そういう理念も含んでいる。スポーツは単に勝ち負けを追求する喜びだけでなく、健康を維持し、相互支援する地域社会を作って行く繋ぎの役割も担うことができる。血縁だけでは、行政だけでは首都圏の高齢者社会に対処して行くのは難しい。孤独死もある。

今後、「スポーツ縁」の地域ネットワークが必要とされる。それには、老若男女誰でも、初心者は尚更ソフトバレーボールが最適と思うが如何であろうか?

最後に言いたいのは、「高齢者問題」ではないということ。問題は「高齢者が生きにくい社会が問題」であるということ。世界で最初に直面する日本のこの問題をまた先送りするようであれば、私なんかヤケのヤンパチで房総半島のある千葉県人だから「暴走老人」になっちゃうであろう。行政も地域住民も一体となって取り組んで行きたい。


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