2014年8月24日日曜日

Aug.23,2014  The FIVB World Grand Prix Finals and 4th AVC Cup for Men

ワールドグランプリとは、国際バレーボール連盟(FIVB)がアジアでのバレーボールの発展を目的として、世界の強豪28チームを揃え、アジア地区を中心に開催する国際大会。1996年にスタートし、毎年開催されている。

日本女子(世界ランク3位)は、昨夜のベルギー(世界ランク22位)との試合を3-0で勝利し、無傷の4連勝。2位以上の成績を確保した。
2位以上の成績は、1996年にこの大会がスタートして初めてのメダル獲得である。昨年の大会(日本:札幌)では、4位であった。

明日24日の最終日にブラジル(世界ランク1位)と対戦。勝てば文句なし、負けても2セットを奪い、勝ち点1を加えれば優勝が決まる。

ベルギーのコーチが言っていた。「日本のバレーは、拾って繋いで打ち返すバレーで、観ている人も楽しいと思う」。ただ単に強いだけでは、そのスポーツは普及しない。面白さがないといけない。


さて、もう一つの国際大会が中央アジアのカザフスタンで開催されている。

「第4回AVCアジアカップ男子バレーボール大会2014」で、全日本男子Bは、5-8位決定戦でどうなったか?

日本はタイにフルセットであったが辛勝した(よくやった!)。
 3 - 2 (25-23, 26-24, 23-25, 16-25, 15-11)

明日は、最終戦で日本は中国と5-6位決定戦を行う。ようやく、歯車が噛み合ってきた全日本Bチーム。悔いない試合を行って欲しい。


<順位/第5日>

1-2位 インド
1-2位 韓国
3-4位 イラン
3-4位 カザフスタン
5-6位 中国
5-6位 日本
7-8位 タイ
7-8位 オーストラリア

決勝は、韓国と長身選手を揃えた躍進のインドの間で行われる。3連覇を狙ったイランは、準決勝で、インドに1-3で敗退している。アジアにおける日本男子バレーのライバルは、イラン・オーストラリア・韓国・中国だけではなく、インド・カザフスタンそしてタイなどが僅差でつばぜり合いをしている。また西アジアのアラブ諸国もスポーツに力を入れ始めた。

日本も常に10年先を見据えた強化策・普及策をやっていかないと、そのうち追い抜かれ、トップの後姿も見えなくなってしまうのではなかろうか。私は常にそんな危惧感を抱いている。

良い結果が出たときは、単に喜んでばかりいないで、将来への投資をやっておくべきである。良くない結果が出たときは、単に落胆してばかりいないで、将来への努力を継続しておくべきである。いずれにしろ、「勝ちには不思議の勝ちあり、負けには不思議の負けなし」という言葉を思い浮かべて反省と対策をしっかりとやっておかないと将来につながらない。

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