2014年10月2日木曜日

01,Oct.2014 全日本女子バレー メダル獲得に黄信号

イタリアで開催中の女子バレー世界選手権大会は、きょうから2次ラウンドが始まった。そして、FIVBランキング3位の日本女子は、FIVBランキング23位のクロアチアに手痛い敗退を負った。
日本女子は、これでグループ第4位である。3次ラウンドに進出できるのは第3位までである。

クロアチア - 日本 3 - 2 (18-25, 25-23, 25-27, 25-20, 15-8)

記録を見ると、ブロックによる点数では、クロアチアが13点、日本が7点。これは平均身長の勝る欧州勢と戦う時はブロック力に差が出るのである程度計算できた。

問題は、サーブ力である。 クロアチアがダイレクト・ポイントで5点、対して日本は3点。サーブとサーブレシーブ(レセプション・サービス)は日本の生命線である。

相手に与えたミスポインは、日本が24点、クロアチアが25点。

日本女子は、守備の要であるリベロの佐野優子(36歳)が体調不良で欠場しているのが痛い。彼女のプレーは技術だけでなく、コーチの役目も果たし指示も出せる。彼女がいると他の選手達には安心感がある。

2016年リオ・オリンピックでは、彼女も38歳になる。次世代のリベロの育成も課題である。そして、ゲームの柱となる技術(skills)である「攻撃的かつ戦術的なサーブ」とリベロを中心とした「サーブレシーブ(reception)」の2つの精度をさらに向上させることだ。

どの国も、いよいよ来年からのオリンピック予選を前にして、ベールを脱いできた。チームメンバーの構成も固めてきた。ランキング20位前後といっても侮れない。

アウエィでの戦いはコンディショニング(体調)の維持を始め、難しいものだ・・・。国際大会を数多く経験している日本女子であっても難しい。我がカンボジアチームは、まだ隣国との友好試合さえやっていない。東南アジアでライバルのタイランド、ミャンマーは、現在、韓国のインチョンで開催中のアジア大会でイラン、日本、韓国、中国に揉まれて経験を積んでいる。

公式試合に勝る最良の練習はない。カンボジアも遠征費を作って、国際経験を積みに外に出なければならない。  

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