2014年11月6日木曜日

05,Nov.2014 Water Festival が開幕

カンボジアでは、正月に次いで国民的なお祭りであるWater Festival(水祭り)が開幕した。

この水祭りは、カンボジアの首都プノンペン市とアンコールワット遺跡のあることで有名なシェムリアップ市の2つの市で11月に行われる、雨期明けを祝う祭りである。

祭りを盛り上げる王宮前でのボートレースは、16世紀のカンボジア王国時代に水軍の勢力誇示のために行なわれたボートレースを起源とする説など諸説がある。

開催は4年振りである。実は2010年のときに大勢の観客が橋の上にも押しかけ、300名以上の見物人が不幸にして折り重なるようにして圧死した。
  

この3年間、主催者の行政側は、「水祭り」開催を取りやめてきた。

お祭りは、本日から3日間、開催される。初日の今日は、恒例のボートレースで幕を切って落とされた。会場は、メコン川に通ずるトンレサップ川である。4年前参加のボート数は440隻であったが、今年は245隻と激減した。

理由は、ボートレース開催の告知が1か月前であり、練習など準備ができなかったこと。もう一つは、前回の事故の影響で、人々にはまだ不安があり、出場を見合わせたチームが多かったことである。

実際、昨日の観客数は極端に少なかったようで、出店などの売り上げは例年の半分以下と新聞で報じられていた。

主催者である行政側は、安全に細心の注意を払い、警官の数も増やした。特別手当(bonus)も1日につき5㌦付けた。確かにメインストリートには普段よりも警官の数が多い。見回りには一部軍隊も協力している。

この3日間、いや火曜日から金曜日まで4日間、スポーツの行事も、練習も一切ない。おかげで、私は自宅の近くのCaféで連日、このブログを打っているという訳である。

アパートメントに戻って、部屋の中に入ると、管理人が置いて行ったものと思しき「カンボジア風バナナちまき」が置いてあった。正月やお盆などお祭りには欠かせないカンボジアのお菓子である。材料は、もち米にココナッツミルク、バナナ、白糖の代わりのヤシ砂糖、これらをバナナの葉で包んで蒸し焼きにする。

どこからかお坊さんたちの読経の声が聞こえてきた。ここも、仏教の国なのだ。


0 件のコメント: