2015年3月23日月曜日

22,March 2015 カンボジアに戻りたい理由とは?

カンボジアに戻りたい理由が2つあります。

1つは、花粉症のない国だからです。今朝、フィリピンの英会話の先生とSkipeで1週間ぶりにお話ししていましたが、この花粉症という英語がすぐに出てきませんでした。花粉症は英語でHay feverと言います。日本ではこの時期が、花粉症の最盛期で桜が咲き終わったころに花粉も終息していきます。カンボジアには、この花粉症が全くないとは言いませんが、ほとんどありません。

2つ目は、温暖な気候で暮らしやすいからです。今の時期、カンボジアの気温は日本より約20度高いのです。東京の本日の最高気温は13度ですが、プノンペンでは35度の予想です。カンボジアでは冬物は不要です。毎日が半袖と短パンで過ごせます。

そのほかにも、カンボジアには地震、台風、洪水などの自然災害は皆無です。避寒地としては最高の場所と言えます。但し、4月、5月が1年で最も暑くなる時期です。しかし、外に出なければさほどでもありません。この時期のナショナルチームの練習は、従って、午前中のやや涼しい時間帯に3時間行います。午後は、ゲーム練習(戦術)で2時間行うのが限度です。

さて、昨日は日本バレーボール協会審判規則委員会主催で全国6人制審判講習会が港区三田にある慶応中等部体育館で開催されました。実技では、今年の改正点であるタッチ・ネットの反則について詳細に講義、実技、モデルチームを使って解説されました。

出席者が公認A級審判員中心に約400名いました。これだけの公認審判員を全国から集めて行う講習会は日本バレーボール協会の委員会活動の中では最高数だと思います。カンボジアに戻ったら、私もナショナルチームの選手と審判員達に新ルールを伝達します。日本でもそうですが、意外にトップチームの監督さんや選手はルールを熟知していません。我々は、ルールという規定の中でプレーするわけですから、ルールに精通する必要があります。トップチームの指導者であれば審判実技ができなくともルールを理解しておかねばなりません。特に、改正・修正点を重点的に理解する必要があります。

(モデルチームは東海大と国士舘大学の1年生中心に編成されたチームに協力して頂き3セット行われた)
 
そのためにも、トップチームの指導者は、国際審判員を自チームに招聘して、選手含めてルールの勉強会、そして合わせてドーピングの知識、更には青少年のモデルとしてのトップアスリートの在り方を学習するべきと思っています。バレーボールのプレーが上手なだけではトップアスリートとは言えません。

会場では、思いがけない人に出会いました。立正大学名誉教授で全国大学バレーボール連盟の審判長を20年間務められた原田智先生です。原田先生は、元日大鶴ヶ丘高校の教員で教え子にミュンヘン金メダリストの森田淳語先生(日体大教授、今年退官し、特任教授)やシチズンで活躍した本田さんがいます。東洋高校2代目監督の山口先生も教え子の1人でした。全員、原田先生の母校である日本体育大学に進学しました。

おっと、昔の話をすると、また長くなるので、今日はこの辺で失礼します。 

(原田先生は御年82歳。まだまだ矍鑠(かくしゃく:年老いても元気である)とされている。20年前に胃癌で大手術をされた時は、俺はもう長くないと弱気であった先生が、今は元気で大学連盟の審判講習会にも顔を出されているという。まだまだ先生からは日本のバレー界のお話を伺いたい)



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