2015年6月13日土曜日

11,June 2015  次の対戦相手の研究

次の対戦相手はベトナムです。

予想していたよりも実力のあるチームです。日本の高校選抜男子チームよりも力はあります。特にブロックが良く、移動が素早く、空中での姿勢も安定しています。

対して、我が方は東南アジア地区でもブロック決定力がないチームです。昨年、カンボジアに来た時に国内のトップチームのほとんどはスパイク練習に時間を多く割いても、ブロック練習は皆無でした。指導者も選手もスパイク練習のほうが気分が良いので、つまらないブロック練習は形だけの練習になっていました。

相手のブロックを混乱させる攻撃戦術やブロックを利用する攻撃の練習は、まだ本格的にやっていません。ナショナルチームは国内各クラブからの選抜方式で作っていますので、まずは連携プレーに重点を置いています。個々の技術指導にまで行うには、時間不足です。

特にセッターの指導には時間がかかります。現在の20歳の第2セッターはサウスポーで身長が186cmありますので、常にボールを捉える位置をネット上端より上で捉えるようにジャンプセットを練習させています。次のレベルでは、視野を広げて、ボールだけ見るのではなく、スパイカー、そしてブロッカーを視野に入れてセットしていくことが大事です。

国内には、同じ20歳で190cmのセッターもいます。攻撃力もあります。私としては、この2人をツーセッターにして、リベロは使わず、常に攻撃者を5人にしようと考えています。1990年代のキューバチームの考え方です。スパイクが大好きな国民性にマッチした戦略と私は思っています。相手ブロッカー3人に対して攻撃者は5人であれば攻撃側が断然有利です。多少reception(サーブレシーブ)が乱れても、バックアタッカーは常に2人いますので、クイックテンポでバックアタックもできるでしょう。

おっと・・・将来構想は、これぐらいにして。明日のベトナム戦に備えて、もう少し研究してからベッドに横になるとします。

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