2015年11月12日木曜日

12,Nov.2015   Doping 疑惑へのロシアの対処

世界反ドーピング協会(WADA)から突きつけられた疑惑に対し、昨日、プーチン大統領が公の場で、初めてコメントしました。

プーチン大統領は、無実の選手の夢が犠牲にならないように訴え、組織として処罰されるべきではないとロシア五輪委員会(ROC)が主張していることを明かしました。
 
来年開催されるリオ・オリンピックに、最悪の事態として、ロシアの陸上競技選手団がIOCの最終判断で出場できないことになれば、それまで陸上だけで10数個の金メダルを獲得していたのが難しくなります。
 
プーチン大統領は、更に続けて次のように発言しました。「もし誰かがドーピングのルールを犯したとすれば、責任は個人にある。ドーピングに関わりのない選手は、罪を犯した者のために犠牲を払うべきではない」。
 
やはり、ロシア陸連と言う組織は関与していない、ということを主張しています。それにしても、最終的に個人が処罰されても、陸連にも指導不行き届きとして、陸連責任者は責任を取らざるを得ないでしょう。更に責任は、スポーツ大臣、更にはロシアオリンピック委員会にも及ぶかもしれませんね。
 
明日が、WADAに対するロシア側の回答の最終締切日です。疑惑がどこまで真実なのかが焦点ですが、WADAもIOCもスポーツ大国であるロシアへの処罰に苦慮していると思います。日本語で言うと、落としどころをどうするか、です。

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