2015年12月1日火曜日

30,Nov.2015    暴力に頼る指導法は間違っている

日本バレーボール協会から会長名で体罰・暴力に関する文書が届けられました。

熊本県の小学生バレーボールチームの指導者が体罰による指導を行っていたことで、その指導者はバレーボール界から永久追放という処分を受けたとが書いてありました。

数年前に、あれだけ世間を騒がせた体罰・暴力事件の反省が生かされていない、ということです。
 
 体罰で選手が恐怖感から練習を行い、その結果が優勝しても、それは選手にとって達成感による喜びではありません。子ども時代はスポーツ自体の楽しみと仲間との共同作業による達成感を喜ぶことにあると私は考えます。

恐怖感を与えることで、幼い子供たちを発奮させることは「動物的な動機付け(外的動機付け)」です。人間に必要なのは、「自意識からの動機付け(内的動機付け)」です。そして、コーチは、それを手助けして引き上げてあげることが仕事です。

先月のロシア陸上競技連盟がらみのドーピング疑惑がWADAから指摘されたような「勝利至上主義」は、人間を心身共に滅ぼします。体罰・暴力も人の心に深い傷を残します。
 
ルール違反した指導者には、厳しい罰則と今後も引き続き定期的に指導者達への研修が必要です。
 
明日から、12月です。

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