2016年8月14日日曜日

Aug.11,2016   Day 4 of the women’s volleyball tournament at Rio 2016 Olympic Games

リオ オリンピック女子バレーボール予選も佳境に入ってきました。

出場12か国が6チーム毎に分かれて2グループ形成しています。日本女子は、開催国ブラジルのいるAグループに属しています。そしてBグループには強豪チームが集まりました。2年前の世界選手権初優勝のUSA、昨年ワールドカップ優勝の中国、欧州からはワールドカップ2位のセルビア、そして長身ぞろいのオランダ・・・。名門イタリアはグループ戦で4位に入れるかどうか微妙です。

さて、日本女子は、明日ロシアと対戦します。勝てば3位以内の可能性があります。負けても、アルゼンチンには勝てるでしょうから、4位になります。

現在の日本女子チームには、私は苦言があります。結論から言うと、2020年東京オリンピックピックにつながる選手が少ない、ということです。代わりに、守備固めで、もともとリベロである選手をレシーブ要員で入れています。

私は、日本バレーの将来像は、リベロを使わずにバックアタッカーの数を増やすべき、と考えています。女子でいえば、身長180cm前後の選手にレセプションもディグもできるようにすべきです。

ブラジル男子監督のレゼンデは、選手たちにプラス1のスキル「+one」を要求しています。例えば、MB(ミドルブロッカー)の場合ですと、セット(トス)も正確にできるようにする、ということです。ブロックを終えてコート内に振り向いたら、目の前にディグ(レシーブ)されたボールがあったので、そのボールを慌てずに正確に次のスパイカーにセット(トス)するというスキルです。

日本バレーの将来は、端的に言うと全員スパイカー、全員リベロ、全員セッターです。いまのスキル(技術)+2 「+two」です。会得する時間は、他国よりも3倍かかります。しかし、それをやらない限り、日本は金メダルを取れません。

私は、先週から大学女子バレーチームの指導のお手伝いをしています。まだ正式に採用されていません。正式に採用されましたら、そのチームの監督に「+one」を提案します。

そういうことはできない、と言っている限り、永遠にできません。そういうことをやらない限り、できないのであれば、やるしかないのです。他に日本バレーの活路があれば、提案すれば宜しいです。他国の真似をしている限り、2番にしかなれません。また、真似をするならば、本物以上の完成品にすれば宜しいと私は考えています。

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