2012年4月2日月曜日

3/30(金) 新潟県高校女子バレー 2日目



 本日の午前中は、体力測定。まずは、高校生達に体力測定の必要性を説明。基礎は、体力。体力の中に筋力、敏捷性、持久力、柔軟性、バランス力などがある。その基礎体力の上に基本技術があり、更にその上に戦術、そして戦略があり、目標があるということを説明。

 体力測定を行い、チームとして個人としての強み弱みを把握して鍛えることで、基礎を山の裾野に例えれば、頂上の目標は高くなる。体力作りは、年間を通じて行うべきと考えている。今回のデータを元に、メニューを作り、また3ヶ月後に測定する。私の仕事がまた増えることになるが、トレーニング理論の復習にもなるので丁度良い。ついでに、日本体育協会のプログラマー資格取得にも挑戦しようと考えている。

 午後からは、基本中の基本の技術をコーディネーショントレーニングでみっちりと指導。特に高校生達に口酸っぱく言ったのは、「レシーブ=トス」であるということ。例えば、フェイントを拾う場合、コートの中央の方に上げて、2段トスにしてつなぐだけでなく、そのフェイントボールの処理がバックアタックのトスになるようにネット上端よりアンテナの高さ分高くあげるということ。相手のサーブがチャンスであったら、サーブレシーブを直ぐにサイドのアタッカーやバックアタッカーにトスするということ。

 セッターの手からボールが離れて0.3秒内にスパイクするという意味で速さを求めている指導者もいるが、リズムでも速さを求めることはできる。これらは、私が9人制女子バレーの名門「石川島播磨重工業:IHI」チーム監督の石野さんから教えて頂いたこと。オーバーハンドでのスパイクレシーブも9人制から学んだ。

 我々は、日本の9人制からまだまだ学ぶことが多い。

(画像は、データ集計の為の個人データ用紙。新1年生の入部してくる4月の1カ月は「サーキットトレーニング」で全身の基礎体力をバランス良く鍛えていく。眼に見えないところの地味なトレーニングが、バレーでも生活でも、実は大事なんだということを高校生達にわかって欲しい。さあ、北信越インターハイベスト8を目標にがんばろう!)

2 件のコメント:

  1. 先日はお世話になりました
    夜の居酒屋でのご講義楽しませて頂きました
    ブログの文面を拝見していると、とても真面目で取っ付き難い方かと想像しておりましたが、直にお話させていただくととても気さくで印象UPしました(^0^)/

    娘がインフル感染し、せっかくご指導頂ける機会に受けられなくなり残念でした
    ほぼ完治し、今朝金沢遠征に出かけて行きました

    今年こそは是非ともインターハイへ出場したいと頑張っております(目標はもっと上ですが)
    子供達は勿論保護者も一体となり後押ししていきます
    今後ともよろしくお願い申し上げます
    5月21日予定のスパルタ指導も楽しみです

    可愛らしいポーズの写真UPありがとうございます

    3年セッター保護者(通称ふりかけ)

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  2. ふりかけさんへ、

    楽しい夜のおやじ会でしたね。
    これからは、体力アップなくして技術の向上はあり得ません。また、技術の向上なくして戦術の多様化はあり得ません。
     単純な筋トレでは集中力も養うことができます。単純、単調がなるがゆえに、選手は筋トレを嫌がります。そこを越えると、新しいバレーの世界が見えてきます。
     まずは、サーキットトレーニングからスタートします。お嬢さんには、プロポーションが良くなるから、選手達の先頭に立ってトレーニングするように、と叱咤激励をお願いします。

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