11日(金)午後突然襲ったM9の地震には驚いた。会社は千代田区にある。いつものレベルの揺れかなと思っていたら、結構揺れが長く、天井が落ちてくるのではないかと思う程であった。思わず、机の下にもぐりこんだ。余震が続いた。TVの画面では電車が全てストップとなった。定時の退社時間になって、歩いて自宅まで帰る人、会社で電車が動くまで留まる人に分かれた。千葉、埼玉、神奈川、茨城に帰宅する主要な電車は、結局翌日朝方まで動かなかった。全社員の1/3が会社内で度々の余震の中で眠れぬ夜を過ごした。
12日(土)早朝に東京都ソフト連盟から電話が入った。翌日13日(日)に東京都ソフトバレーボール連盟設立10周年記念大会と式典、祝賀会を予定していたのだが、中止と決まったとの連絡を受けた。大会会場の墨田区体育館が地震で破損している箇所があり、式典のほうも出席者の欠席が予想されたからだ。
13日(日)来週19日開催の全国ソフトバレーボール連盟代議員会議は開催するとの連絡が入った。翌日の全国審判長会議・研修会も勿論開催する。
ソフトバレーの仲間達、友人達の安否を確認するために連日電話やメールを入れている。岩手県、茨城県、宮城県とはいまだに全く通じない。福島県の理事長の梅津さんとは今日になってやっと通じた。行政マンとして、福島原発近くの住民の避難受け入れで手がふさがっているとのことである。
TVでは繰り返し悲惨な状況を報道している。突然、家が無くなる、ということは心の喪失感につながる。自分が育ってきた、生きてきた場所が無くなるということは自分も無くなるような感じになる。夢であって欲しい・・・。しかしこの現実を受け入れて、生き残った我々が何をするべきなのか、何ができるのか、すぐに対処したい。下を向いてばかりいられない。
(画像は、私の寝室兼書棚。うず高く積み上げた本棚の高いところから、書籍が落下して散乱した。地震が深夜であれば、顔の上にばらばら本が落下して怪我をしていたことであろう。昨日は、本を片づけながら、思い切ってここ5年間一度も読んでもいない本を捨てることにした。死んでしまえば、大事な本を蔵書していても意味はない。生きている今、役に立たない本を持っていてもしょうがない)