2015年1月2日金曜日

02,Jan.2015 新年2日目

年末に、私がアドバイスしている市内のクラブチームの指導者は、次のように言っていた。

「新年を迎えるたといっても、我々カンボジア人にとっての正月は4月にあるので、バレーボ-ルの練習は、1月1日だけ国際的な慣習に従って休むだけで、他の日は平常通りにやります」

ところが・・・。

「選手達が4日まで休みたいというので、休みます」・・・との連絡が入った。私も、ここでの生活が半年を過ぎたので、いまさらドタキャンには驚かない。苦笑いするだけである。

練習がない日は、TVのニュース番組を観る時間が多い。年末はNHKの紅白も見た。子供たちの学芸会を見ているようであった。司会者の選ばれる基準も良くわからない。紅白は20分ほど見て、ニュース番組のCNNに切り替えた。

CNNでは、上海で起きた事故のことを繰り返し報道していた。上海で最大の観光地であるバンド(BUND)に新年を迎えるために集まった群衆が将棋倒しになり、36名が圧死した。原因の1つと考えられるのが、近くのビルの6階からばら撒かれたドル紙幣に似せた飲み屋の割引券を拾おうとして群衆が殺到したことで人々が倒れたということだ。集まっていたのは大学生たちが多かった。そして、亡くなった人の多くは女子大生であった。
(現場からやや離れたところに作られた献花の場ーAFP)
なんとも痛ましいことである。新年を待つ期待感が一瞬のうちに悲劇に変わった。お金に似せた割引券をばら撒いた人間にも罪はあるが、警察の警備状態はどうであったのか。コントロールできないほどの群衆を1ヶ所に集めることには必ず危険が伴う。

ここカンボジアでも、2010年に王様の誕生日を祝うイベント(Water Festival:水祭り)で353人が橋の上で身動きできなくなり圧死した。今年、警官を倍増して再開されたが、私は会場には近づかずに自分のアパートメントの屋上から花火大会などを見た。

興奮度は間近で見るよりも半減以下であるが、安全が第一である。

The lesson we've learned from this is that we should avoid places with too many people during festivals.


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