先々週から、叔母の葬儀、中学校男子チームの新人戦などあり、高校女子の指導は2週間ぶりに本日行ってきました。
2週間の内、10日間は高校の校内試験の関係で部活はお休みでした。
生徒たちにとって、自宅で自主的に筋トレをやっていたとはいえ、ボールに触れていなかった10日間で失ったものは大きいです。やはりボール感触と空間把握感覚が衰えています。普段の練習20日間で獲得した技能、体力を10日間で失ったと言えるかもしれません。
それでも、私たちは前に進まなければなりません。
ここの高校生たちの強みは高い理解力と深い集中力です。バレーの体力と技能は平均です。
本日の練習におけるポイントをいつものように英語で説明しました。
「行動」に至るまでのプロセスを説明して、そのプロセスの中でも一番大事なパートは、「予測」するということを説明しました。
OBSERVATION → PREDICTION → Make a DECISION → ACTION
観察 → 予測 → 決断 → 行動
Predictionの説明の途中で、脱線して Pre(~の前)の接頭語のつく単語を他に挙げよという事態に陥りましたが、軌道修正しました(笑)。そして、例えばDig(スパイクレシーブ)の行動に至るまでの具体的な説明などができました。
アップの最後に、「観察」→「行動」への単純化したドリルを行いました。
2人でオーバーハンドパスを6mの距離で連続して行います。1人がパス後に素早く指でサインを相手に示します。はじめは二択で良いですね。例えばじゃんけんのパーとグーにしましょうか。ボールを受ける側の人はそれを見て(観察して)、グーであればアンダーハンドパスでサインを出した人に返球します。パーであればオーバーハンドパスで返球します。
これを基本にして、バリエーションは沢山出来ます。ポイントはボールからいったん眼を離して人を見ることです。初心者はボールだけ見ています。中級者はボールだけでなく人も見ます。
従って、ボールだけ見てパス練習やっているチームは、ボールコントロールは上手にはなりますが、実戦ではボールは自分のところに丁寧に優しくは来ませんのでミスが生じるわけです。
ボールだけでなくそのボールを扱う人も観察しましょう。更にはそのボールが行く先の人の状態も観察できるとなお宜しいですね。
観察の仕方はジーッと見るのではなく、チラッと、素早く眼の玉だけ動かして見ることですね。頭を振って観察すると画像が動き、眼が回りますよ(笑)。
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