2012年11月20日火曜日

Tues.Nov.20 幼稚園ママさんチーム 市民大会に出場

  地元、船橋市の市民大会に7月から週1コーチしている幼稚園ママさんチームが出場した。試合は2ゲームで第1試合と第7試合。第1試合に間に合うように会場に愛車の折りたたみのできるミッキー号で出かけた。40分かけてやっと着いた。開会式に間に合ったと思ったら、どうも館内は静か、ロビーに人影もない。会場を間違ってしまった!そして、そこから更に40分かけて上り坂、下り坂をペダルを必死に踏み続けた。

 途中、コスモス畑があった。ママさんチーム名と同じなので、これを撮っておけば良いことが起きるかもと縁起を担いでスマホのカメラで撮った。
(一面のコスモス畑。船橋市も郊外が広い)

 会場の船橋アリーナ(Vリーグの会場にもなる総合体育館)に着いた。幸運にも、試合の途中であった。カメラでコスモス畑を撮って効果があったのか、コスモスチームは相手のミスにも助けられて一方的にゲームを進めていた。結局2-0で勝利。正セッターが昨夜、急遽体調を崩して他のメンバーが代理を務めた。ママさんバレーは1人2ポジションできるように普段から練習しているので、大きく崩れることなくスムーズにプレーしていた。

 第2試合は、1セットをリズムよく難なく取った。2セット目も前半リードしていたが、14-14で追いつかれると、気持ちが守りに入り、サーブレシーブが乱れて攻撃につながらなくなった。本日の大会は、どのチームも2ゲームだけの大会。船橋市のママさんは2部制で1部はレベルが高く20チームほど、2部はなんと60数チームいる。コート4面使って大会を運営しているが、この2部は各チーム2ゲーム2セットマッチの運営で行っている。コスモスチームの2セット目は惜しいところで敗退した。しかし、今までセットも取ったこともない、練習試合も格違いでやっていただけないチームと互角に勝負できた。試合後のミーティングで、私からの本日の評価は、5段階で4.5をあげた。

 本日のゲームでは、勝敗よりも彼女達は大きな価値を得た。それは、チームが一体になれることを経験したこと。まだまだ若く、ポテンシャル(潜在能力)のあるママたちなので、これからも楽しみである。それにしても、愛車ミッキー号も往復15kmを良く走ってくれた。夜のソフトバレーの練習は、自重して休んだ。ここで、若ぶって無理すると怪我するからね・・・。

2012年11月19日月曜日

Sun.Nov.18,2012 イラン帰りの足立さんを囲んで

   イランでの講習会講師を終えて帰国して間もない足立さん(現在、日本人で唯一FIVB国際バレーボール連盟公認インストラクター)を招待しての帰国報告会をさいたま市で行った。参加者は、昨年は新潟県、今年は大阪府で10数年ぶりに日本国内で開催されたFIVB講習会レベルⅠとⅡで認定されたフレッシュな若手指導者が中心であった。

  会場が大宮駅の近くの居酒屋と言うこともあり、埼玉県人がほとんどで高校の教員、大学の講師、大学院生、現役の大学生、Vリーグ指導者、そして平均年齢を1人で押し上げている私という13名であった。

 イラン男子チームは昨年のアジア大会で優勝し、全日本は歯が立たなかった。監督は、ご存知元イタリア男子チームの監督であったMr.フリオ・ベラスコ。彼はアルゼンチン人であるが、イタリアのクラブチームの指導者として国内で優勝させ、その実績で1989-1996年のまさに90年代の男子バレー界を席巻した名将である。ワールドカップ、世界選手権、ワールドリーグ、グランドチャンピオン、ヨーロッパ選手権とことごとく優勝をさらった。しかし、オリンピックだけは、アトランタの銀メダルが最高位であった。このときの金メダルチームは2m軍団のオランダであった。

 足立さんから、そのMr.ベラスコさんとも会ってきた話とか、彼の年俸とか、今回の講習会テーマの「ブロック」の話とか、イラン流の2段トスの上げ方とスパイクの打ち方とか、ロンドンオリンピック最終予選での全日本対策とか、話題は尽きなかった。

 私も久しぶりに痛飲した。やはり、バレー談話は楽しい。

2012年11月17日土曜日

Sat.Nov.17,2012 春高バレー 東京都決定戦 速報

  午前中に、千駄ヶ谷にある日本バレーボール協会事務局に行き、審判規則委員会の規則部,
本年度3回目のルール編集会議に出席。来年度のルールブックの内容を検討し、ビーチバレー、ソフトバレー、6人制、9人制のルールブックを編集している。特に、6人制のルールブックは2年ぶりにルールの一部が改正され、体裁も変わるので、一字一句間違いがないか、国際バレーボール連盟から頂いた英文が正確にわかり易い日本文になっているかどうか相当気を使いながら原稿を検討した。それにしてもFIVB国際バレーボール連盟の英文は判りにくい・・・。

 午後3時過ぎになって、墨田区総合体育館で行われている春高バレー東京都代表決定戦に移動した。館内では、既に第2代表までが決まっていて、丁度男子の第3代表決定戦3セット目終盤をやっていた。第3代表を懸けて対戦していたのは、東洋高校と早稲田実業。点数を見ると23-23のジュース。そこから、一進一退の攻防戦が繰り広げられ、最後は早実のレフトからのスパイクがサイドラインを大きく割ってアウト、ゲームセット。

男子:

準決勝: 駿台学園 - 早稲田実業 2-0 (25-17, 25-14)
準決勝: 東亜学園 - 東洋 2-0 (25-21, 25-19)
3位決定戦: 東洋 - 早稲田実業 2-1 (22-25, 25-26, 28-26)
決勝: 東亜学園 - 駿台学園 2-0 (25-19, 25-23)

※東亜学園は8年連続29回目
※駿台学園は3年連続5回目
※東洋は6年連続23回目



 
 この後、女子の1位2位決定戦が先に始まり、やや遅れて隣のコートで第3位代表決定戦が始まった。2ゲームともフルセットになり、先に第1代表が下北沢成徳、第2代表に文京学院大高校が決まった。観客は隣のコートで熱戦を繰り広げている共栄学園と八王子実践高校のフルセット3セット目の試合の展開に釘付けになった。リードして逃げる共栄に実践がサーブで揺さぶりをかける。共栄は、200cmの長身中国人留学生のBクイックやダブルクイックなどで先手をかけていく。実践も堅実なサーブレシーブやブロックアウトでしのぎながら、追いつくところまで行くが連続点数がなく、結局27-25で共栄の勝利。

女子:

準決勝: 下北沢成徳 - 八王子実践 2-0 (25-19, 25-23)
準決勝: 文京学院大女 - 共栄学園 2-1 (25-17, 14-25, 27-25)
3位決定戦: 共栄学園 - 八王子実践 2-1 (26-24, 14-25, 27-25)
決勝: 下北沢成徳 - 文京学院大女 2-1 (22-25, 25-11, 25-20)

※下北沢成徳は5年連続13回目
※文京学院大女は4年連続6回目
※共栄学園は2年ぶり20回目

 東京都のレベルとしては、少し物足りなかった。両チームとも全体的にプレーが粗かった。スパイクレシーブも拾えるものが沢山あった。スパイカーがボールをヒットする直前、レシーバーがまだ移動中という場面が結構あった。スパイクレシーブは、相手スパイカーが打つ直前には移動を終えていなくてはいけない。レシーバーが動いて、スパイクボールも動いていると言うことは、安定性のないレシーブということになる。特に、フロントプレーヤーで、ブロックに跳ばないサイドブロッカー(off-blocker)は、相手のセッターからトスが自分の逆サードにトスが上がったら、レシーブのために、速やかにネットから離れてアタックライン上まで移動する必要がある。そして、打たれる寸前に、ブロックの空いているコースを読み、コート上の自分の構えの位置を微調整する。これで、強打のスパイクも体の正面で取ることができる。Off-blockerの状況確認後の反応(reaction)の速さと重心を徐々に低くしながらアタックラインまで速やかに移動するステッピングの練習が必要。おっと・・・コーチングになってきちゃった。

 ブロックに関しては、両チームともブロックアウト対策がシステムとしてなされていない。また、相手の強打に対してのワンタッチがコート後方に弾き過ぎで、トスとしてつなぐことができない。ブロックの最後の局面での締めが足りない。つまり、スパイクボールの勢いにブロッカーが負けているのだ。キルブロックであれば、親指を上に向けて手のひらが上を向かないようにしたり、肩甲骨を上方に引き挙げて腕を後方に持っていかれないようにしたりの工夫が欲しい。体の構造を知ればそういうことは理解できる。

 フジTVでは今夜、深夜に4ゲームを放映する。

 明日は、昨日イランの講習会から帰ってきたばかりの足立さんとお会いして土産話を聞くために大宮市に行く。


2012年11月16日金曜日

Fri.Nov.16,2012 春高バレー 埼玉県決勝結果

  一昨日の水曜日に埼玉県大会の準決勝と決勝が行われた。1月に開催される春高バレーは、東京体育館の改修工事の影響で埼玉県スーパーアリーナと所沢市民体育館にて開催される。これに伴い、開催地の埼玉県から男女それぞれ2チーム出場できる。

 このチャンスをものにしたのが、第2代表の男子は正智深谷、女子は市立川越。正智深谷は初出場。市立川越は2番手狙いで決定戦の埼玉平成と対戦するまで秘密の戦術を温存していたのが功を奏した。
(体幹の筋力はまだ弱いが、前腕の回内運動をうまく使ってインナーに打っている)

  市立川越の小峰監督は、前任の名伯楽と言われ常勝監督であった伊藤監督の後を継いで3年目。非常にまじめな性格の新監督さんである。埼玉新聞によれば、秘密の戦術は、選手独自の判断ということが書かれていた。具体的には、3種類の移動攻撃と速攻を組み合わせたそうだ。しかし、選手達にその判断をさせるように仕向けたのは、やはり小峰監督であるから、小峰監督も、まじめさの奥に戦術が深みを増してきたようだ。

男子準決勝: 正智深谷 - 春日部共栄 2-1 (19-25, 27-25, 25-21)
男子準決勝: 埼玉栄 - 深谷 2-1 (26-28, 25-23, 25-16)
男子決勝: 埼玉栄 - 正智深谷 2-0 (25-19, 26-24)

女子準決勝: 細田学園 - 春日部共栄 2-0 (25-13, 25-20)
女子準決勝: 市立川越 - 埼玉平成 2-0 (25-21, 25-15)
女子決勝: 細田学園 - 市立川越 2-0 (28-26, 25-20)

※埼玉栄は3年ぶり4回目
※正智深谷は初出場
※細田学園は10年連続15回目
※市立川越は3年ぶり31回目

2012年11月15日木曜日

Thu.Nov.15,2012 昭和のお母さん 森光子さんの死去を悼む

   昭和という時代を再現できる女優が、また1人、92年の生涯の幕を下ろした。昭和のお母さん達は、その日一日を懸命に生きることに必死だった。必死でも、暗いところを家族の前では見せなかった。貧乏なんか大きな声で笑い飛ばしていた。人間として卑劣な言動には厳しく注意された。辛い時は抱きしめてくれた。困っている時は、助け合うことを教えられた。

   森さんは、そんな昭和のお母さんを自身の体験を踏まえて見事に再現してくれた。その度に私は、離れて暮らしている育ての親を思い出し、講習会などで地方にいくと特産品を宅配便で送るようにしている。
  森さんは、天国でもスクワット運動を毎日100回やられているのでしようね。貴方の努力を引き継いでいきます。

  合掌

2012年11月14日水曜日

Tues.Nov.13,2012 世界で活躍する日本人コーチ

 世界の各国でスポーツ指導に携わっている日本人は、結構いる。代表的なのは、外務省外郭団体の国際交流基金からの短期派遣者。同じく外郭団体の青年海外協力隊から原則2年派遣されるスポーツ隊員。JOC日本オリンピック委員会が派遣している指導者研修事業の研修員。国内の各競技団体の協会・連盟から推薦で派遣されている指導員。これらの他にも個人でプロとして指導している日本人もいる。その人たちの中には、現地の人と結婚して永住している日本人も男性だけでなく女性もいる。アラブ人男性と結婚した私の後輩コーチもいたな・・・。

 
1982年第10回 Flag of the Soviet Union.svg ソビエト連邦Flag of Brazil.svg ブラジルFlag of Argentina.svg アルゼンチンFlag of Japan.svg 日本
(全日本男子はこの大会で12年ぶりにベスト4に入った。これが現在までの国際大会最上位の成績。なんと、男子は34年間、国際大会でベスト4に入っていない!思い切った強化策が必要!)
 
1982年アルゼンチンで男子バレーボール世界選手権大会(優勝はソ連、準優勝のブラジルも20年ぶりにトップに返り咲き、ここから快進撃が続いている。地元アルゼンチンが3位に入り、バレー熱が一気に高まった。カスタラーニ選手はTVコマーシャルにも出るほどの人気者だった。ソウルオリンピックでは銅メダルも獲得)が開催された。私は全日本男子チームの応援とサポートで会社から派遣された。アルゼンチンに行く前に古巣の青年海外協力隊事務局に行き、現地に協力隊員がいるかどうか尋ねに行った。残念ながら、当時は、まだ隊員を派遣していなかったが、相談した大坪調整員(なぜか30年前にお会いした名前を突然思い出した。これも老人力か?大坪さんもバレー隊員OBであった)から柔道の日本人コーチを紹介していただいた。早速、その方に手紙を書き、現地でお会いした。お名前は忘れてしまったが、兵庫県警に以前いた方で、その時はアルゼンチン軍隊専属のコーチであった。聞けば、体操クラブにも日本人がアルゼンチン人と結婚して住み着いているとか情報が入った。彼と一緒だと首都ブエノスアイレスの深夜どこに行っても顔が利いて、安心この上なかった。

(11月12日の国際バレーボール連盟のHPに載った足立氏の記事)

 おっと、回想に耽っている場合ではない。本日は、そういった海外で活躍する日本人コーチの1人で、日本に居住して海外で講習会やナショナルチームを指導している足立龍也さんを紹介したい。月の半分は日本以外のどこかの国にいる人だ。

  彼と知り合ったのは、10年程前であった。日本の高校を出て単身アメリカに渡り、スポーツ奨学金を得ながら大学を卒業し、そのままプロのバレーボール選手として活躍。身長はさほどなかったがセッターとしての技能が彼にチャンスを与えた。その後、スイスやフランスでもプレーをやりながら大学や専門学校で教員としてバレーボールを指導し始めた。国際バレーボール連盟の公認インストラクターに就任したのも30歳代というから随分早い講師としてのデビューだ。フランスで日本バレー協会の名誉会長であった松平康隆氏に日本に帰ることを勧められ、日本バレー協会事務局に就職、M&M(マーチャンダイジング&マネジメント)のメンバーとして協会の財源確保の基盤を作った。丁度そんなときに、我々は出会い、意気投合して現在に至るというわけである。

 その足立さんは5日前からイランにいる。昨年はイラクで2週間の講習をやっていたが、こんどはお隣のイラン。何かと物騒なニュースの多いイランという国から国際バレーボール連盟を通じて「ブロックだけの指導」を依頼されて、現在イランの首都テヘランにいるが、あと2日間無事帰国してほしい。

 今の日本のバレーボール界には、彼の知識、経験が是が非でも必要だ。日本のバレー界に彼ほど世界のバレーを知っている人間がいるであろうか?昨年末亡くなったミュンヘン金メダル監督の松平氏は、6年目に彼が日本協会を去ると決めたときに相当慰留したのだが、妥協や迎合しないしない精神の持ち主の足立さんは、さっと協会を辞めて、またプロとして海外のチーム指導の世界に戻って行った。私なんかサラリーマンでしたから、妥協と迎合の毎日でしたね・・・。プロには年金もない、ボーナスもない、勝利や成功でしか評価されない厳しい世界ですから。私のように、定年後になってプロを目指すと宣言してもリスクは少ないですね。つくづく足立さんとか、タイでコーチして、2年前まで大分三好男子バレー部監督を務めた日体大OBの黒葛原さんとか、ケニア女子ナショナルチームの基盤を作った大西先生とか・・・皆勇気があるね。但し、その陰では、奥さん子供たちには相当な苦労を掛けたと思う。そして、海外でコーチする勇気ある日本人に付いて行った奥様達のほうがもっと勇気がある、と私は思う。

2012年11月13日火曜日

Mon.Nov.12,2012 コーチングのコツ(tips)-2 視野を広げる

 初級から中級のレベルに選手たちのレベルを上げるには、「状況判断力」が欠かせない。そのためには、周囲を見なければならない。視野を広げることが前提となる。初級レベルで停滞しているチームの選手に共通しているのは、ゲーム中、ボールしか見ていないこと。
 例えば、スパイクレシーブ(dig)の場合、うまくできない選手を観察していると、選手の眼はボールしか見ていないことに気付く。そこで、私は、その選手に質問する。

「ボールは、意思を持っていますか?」
「?・・・ボールには意思はないと思います。ボールの中には空気がありますが・・・」
「That's right!そうですよね。ボールは意思を持たない。ボールを扱うスパイカーが意思を持って、どこに打とうか考えているんですね」
「そうか・・・スパイカーを見れば、どのタイミングでどこに打とうとしているのか、わかるのですね」
「君、なかなか鋭いね。そういうことなんだよ。ところで、ボールを打つ瞬間まで見ているよね?」
「・・・いやあ・・・そこまでは見ていないです」
「セッターから上がるトスボールの放物線を見る。次に、スパイカーの助走方向を見る。味方のブロッカーの位置を見る。レシーバー(digger)は最適なレシーブ位置に速やかに移動する。空中でのスパイカーの身体の方向、腕のスイング、ボールと触れている手の方向を見て最終のレシーブ位置を微調整(adjust)する」
「コーチ!なんか、イメージしていたら正面でボールをレシーブして簡単に上がっちゃいました!」
「よし、では、そのための基本練習をやろう」

(拙著の「確実に上達するソフトバレーボール」から)
ということで、空中を移動しているボールからいったん眼を離してから、プレーヤーをチラッと確認視する基本練習を紹介しよう。2人1組を作って、1人はネット際でボールを持って立つ。もう1人はエンドラインから2mコート内に入って軽く膝を曲げてパスの構えを作る。ネット際のプレーヤーが両手でエンドライン際のプレーヤーにボールをアンダー・スローイングする。スローイングしたらすぐさま片手でじゃんけんのグーかパーを出す。ボールを受けるプレーヤーは、投げられたボールの放物線から落下地点を見極めて移動を開始しながら投げた人の手の形を見る。手の形がグーだったら、大きな声で「グー!」と叫んでボールに眼を転じてアンダーハンドパスを行う。パーであれば「パー」と叫んでオーバーハンドを行う。これらにチョキという条件をつければ更に状況判断能力は向上する。例えば、チョキは、平行パスにするのはいかがであろうか。
  もう少し複雑にするのであれば、ネット際のプレーヤーはボールを投げたらすぐさま両手を用いて1人じゃんけんを顔の前でやる。勝ったほうの手の形(シグナル)を判断してパスを行う。脳の活性化には良いね。顔の前に両手を上げているバージョンでは、この他に、指を出して足し算や掛け算を行わせて、奇数であればアンダーハンドパス、偶数であればオーバーというのも楽しいですよ。両手の間隔を離したり、ネット際の人数を2人にして、間隔を離した2人からシグナルを出し、奇数だったら左側の人に、偶数だったら右側の人にパスを出すのも難しいですが楽しいですね。そして、このような視野を広げる楽しい練習が「状況判断能力」を向上させ、結果としてボール・コントロール能力が高まるということです。

 そうそう、最初に述べた「微調整」ですが、女子選手の方達には「美調整」とホワイトボードに大書きします。女性は「美」には「美ンカン」・・・もとい、「敏感」です。レシーブ能力が一気に向上しますよ。実は、これが女性指導のコツなんです。幼稚園児から来年に白寿を迎えようとしている私の義母まで「美」を追求する「女」なんです。そんな女心を解らない男性指導者はいくら理論が最先端でも女性プレーヤーには受けいられないでしょうね。