午前中に、千駄ヶ谷にある日本バレーボール協会事務局に行き、審判規則委員会の規則部,
本年度3回目のルール編集会議に出席。来年度のルールブックの内容を検討し、ビーチバレー、ソフトバレー、6人制、9人制のルールブックを編集している。特に、6人制のルールブックは2年ぶりにルールの一部が改正され、体裁も変わるので、一字一句間違いがないか、国際バレーボール連盟から頂いた英文が正確にわかり易い日本文になっているかどうか相当気を使いながら原稿を検討した。それにしてもFIVB国際バレーボール連盟の英文は判りにくい・・・。
午後3時過ぎになって、墨田区総合体育館で行われている春高バレー東京都代表決定戦に移動した。館内では、既に第2代表までが決まっていて、丁度男子の第3代表決定戦3セット目終盤をやっていた。第3代表を懸けて対戦していたのは、東洋高校と早稲田実業。点数を見ると23-23のジュース。そこから、一進一退の攻防戦が繰り広げられ、最後は早実のレフトからのスパイクがサイドラインを大きく割ってアウト、ゲームセット。
男子:
準決勝: 駿台学園 - 早稲田実業 2-0 (25-17, 25-14)
準決勝: 東亜学園 - 東洋 2-0 (25-21, 25-19)
3位決定戦: 東洋 - 早稲田実業 2-1 (22-25, 25-26, 28-26)
決勝: 東亜学園 - 駿台学園 2-0 (25-19, 25-23)
※東亜学園は8年連続29回目
※駿台学園は3年連続5回目
※東洋は6年連続23回目
この後、女子の1位2位決定戦が先に始まり、やや遅れて隣のコートで第3位代表決定戦が始まった。2ゲームともフルセットになり、先に第1代表が下北沢成徳、第2代表に文京学院大高校が決まった。観客は隣のコートで熱戦を繰り広げている共栄学園と八王子実践高校のフルセット3セット目の試合の展開に釘付けになった。リードして逃げる共栄に実践がサーブで揺さぶりをかける。共栄は、200cmの長身中国人留学生のBクイックやダブルクイックなどで先手をかけていく。実践も堅実なサーブレシーブやブロックアウトでしのぎながら、追いつくところまで行くが連続点数がなく、結局27-25で共栄の勝利。
女子:
準決勝: 下北沢成徳 - 八王子実践 2-0 (25-19, 25-23)
準決勝: 文京学院大女 - 共栄学園 2-1 (25-17, 14-25, 27-25)
3位決定戦: 共栄学園 - 八王子実践 2-1 (26-24, 14-25, 27-25)
決勝: 下北沢成徳 - 文京学院大女 2-1 (22-25, 25-11, 25-20)
※下北沢成徳は5年連続13回目
※文京学院大女は4年連続6回目
※共栄学園は2年ぶり20回目
東京都のレベルとしては、少し物足りなかった。両チームとも全体的にプレーが粗かった。スパイクレシーブも拾えるものが沢山あった。スパイカーがボールをヒットする直前、レシーバーがまだ移動中という場面が結構あった。スパイクレシーブは、相手スパイカーが打つ直前には移動を終えていなくてはいけない。レシーバーが動いて、スパイクボールも動いていると言うことは、安定性のないレシーブということになる。特に、フロントプレーヤーで、ブロックに跳ばないサイドブロッカー(off-blocker)は、相手のセッターからトスが自分の逆サードにトスが上がったら、レシーブのために、速やかにネットから離れてアタックライン上まで移動する必要がある。そして、打たれる寸前に、ブロックの空いているコースを読み、コート上の自分の構えの位置を微調整する。これで、強打のスパイクも体の正面で取ることができる。Off-blockerの状況確認後の反応(reaction)の速さと重心を徐々に低くしながらアタックラインまで速やかに移動するステッピングの練習が必要。おっと・・・コーチングになってきちゃった。
ブロックに関しては、両チームともブロックアウト対策がシステムとしてなされていない。また、相手の強打に対してのワンタッチがコート後方に弾き過ぎで、トスとしてつなぐことができない。ブロックの最後の局面での締めが足りない。つまり、スパイクボールの勢いにブロッカーが負けているのだ。キルブロックであれば、親指を上に向けて手のひらが上を向かないようにしたり、肩甲骨を上方に引き挙げて腕を後方に持っていかれないようにしたりの工夫が欲しい。体の構造を知ればそういうことは理解できる。
フジTVでは今夜、深夜に4ゲームを放映する。
明日は、昨日イランの講習会から帰ってきたばかりの足立さんとお会いして土産話を聞くために大宮市に行く。
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