2012年11月3日土曜日

Fri.Nov.2,2012 真紀子節・・・こぶしが効き過ぎ

  演歌と言えば「こぶし」がつきものである。こぶしは漢字で「小節」と書く。若い人には、歌手の五木ひろしが歌うときに握り締めている「拳」だと勘違いしている人もいるが、違いますよ~。(現在、週1指導している船橋の幼稚園ママさんのメンバーも「こぶし」は「拳」なんだろうな~?特にハーフセンターのiちゃんには)

 文部科学大臣の田中真紀子さんの「小節」が効き過ぎたニュースが夕方流れた。これは、「小節」というより「拳」かも知れない。いや、鉄のように硬いと言う意味で「鉄拳」である。来春、大学を開校して宜しいと前日言われた3大学について、田中文部大臣が一転、不認可としたのだ。

 「大学が沢山作られてきた(現在780校)が、教育の質自体が低下してきている」という大臣の問題意識には私も賛同するところがある。しかし、現行のルールでOKとした文部科学省の答申を大臣の権限でNO!とした。これまでに「大学設置・学校法人審議会(設置審)」の基準に合うように
財務計画、校地、校舎、教員組織を1つ1つ準備してきた学校関係者の落胆振りは察することができる。新たに採用された教員も右往左往していることでしょう。入学を希望していた学生も困ってしまう。
  田中大臣も指摘するお仲間同士で組織している設置審の緩い基準のありかた、あいまいな大学運営評価については問題がある。だからといって、現行のシステムで認可した答申を翌日にダメと言うのは権限の乱用ではないか?行政訴訟に詳しいある専門家は「設置審は、文科省が作った大学設置基準に基づいて認可を答申しており、それを不認可とした田中文科大臣の判断は、自ら定めた基準を破るもので、大臣の裁量の範囲として許されるものではない」として批判している。
 どうも、田中さんと言う人は、手続きを踏んで中身を議論することがまだるっこしい性格なのかもしれない。先週の石原さんの発言に続き、田中さんの性急な発言はマスコミを嬉しがらせるだけで日本が前に進まないような気がする。

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