2008年2月17日日曜日

東京マラソン2008

本日は、町田市総合体育館にて開催される関東ソフトバレーボール交流大会に行くはずであった。わが家族のなかでちょっとした事故があり、行けなくなってしまった。事故のほうはご心配なく、すわ救急車かなと思ったが、呼ぶ必要はなくなり、一件落着。
 そんな訳で午後はTVを観て過ごした。昨年はフジTVの放映であったが、今年は日本TVの放映。朝9時から午後4時半までの放映であった。市民ランナーと国内外のトップランナー合計3万2千人が都心を走った。北京オリンピック男子代表選考も兼ねていて、そちらの勝負は2時間半以内で決着がついたものの、番組は今度は一般市民ランナーの走りっぷりを映す。その中に日本TVのアナウンサーや芸能人、話題の知事さんも走っている。確かに普段は走れない銀座の真ん中を走るのだからランナーは爽快でしょうね。
 家内も画面を観ていて、こんなことを言った。「しかし、迷惑している人もいるんだろうね。」むむ、いつもの家内には似つかわしくない、なかなか客観的な意見である。表層的な一面だけでなく、違う角度でこのイベントを観るといろんな意味が浮かんでくる。昨年このマラソンが企画・実行された時は「政治のスポーツ利用」見え見えであった。東京マラソン、東京オリンピック 誘致を知事再選に上手に利用した。そのこと自体はスポーツ関係者には決して悪い話ではない。 ではスポーツ関係者は、政治を、政治家を上手く活用しているか、である。 スポーツの生活化、つまり、絵や音楽のように生活の中にスポーツが必要なものとして、生活に潤いや健康を与えるものとして、地域の活性化として、溶け込んでいるか 、そのために政治を動かしているか、である。ジョギングは家の周りでできるが我々のソフトバレーボールは体育館や体育室が必要だ。自転車で10分ぐらいの距離にそのような場があるか。
 昨年地震の被害にあった柏崎市には、バレーボールのコート1面、もしくはソフトバレーのコート2面が張れる小さな「コミュニティ・センターが各小学校区に一つの割合で設営してあった。話を聞くと、これらは、原子力発電所(東京電力)の寄贈と言う。間に市議会議員が入り上手くいった例であろう。
新たにこのような施設を造るのは難しいとしても、既存の学校の体育・スポーツ施設をもっと活用できないものか。我が国の体育・スポーツ施設設置状況をみると、約24万の施設がある。そのうちの14万ヶ所(63%)が学校体育・スポーツ施設。小学校や中学校の体育館開放を利用している愛好者は多いと思うが、公立高校の体育館開放はあまり進んではいないのではなかろうか。
 などと、TVを観ながら色々と考えさせられた次第である。そのあと、NHKで「プロフェッショナル、イチロースペシャル再放送」を観た。イチローって、芸術家みたいな人との印象が以前あったが、よく考えてから話をする、論理的な人でもあるなって感心した。その後、NHK衛星放送でVリーグを観た。高校生とさほど変わらないレベルでがっかりした。サーバーはリベロに打つし、ブロックとレシーバーの合同作業がまったく感じられないディフェンス(守備)が至る所あったり、ブロックを抜くことがスパイクの基本とばかり、抜くことばかり考えていて、挙句の果ては待ち構えていたレシーバーに正面で拾われていたり
で、これで全日本に集合しても世界とはメダル競って戦えないなと思った次第である。
 さて、これから風呂に入り、NHKの「篤姫」を観る。しかし、私はNHKが好きなんですね。民放ではできない番組を制作してくれるところはさすがNHKと評価する。

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