2010年7月10日土曜日

7/9(金) 千葉市幕張のママさんチームコーチ始め


 千葉市幕張地区というと、1980年代にできた巨大建設物の幕張メッセをシンボルとして日本の新都心として整備されてきた未来型の街である。その住宅地区にある小学校で練習をやっているママさんチームを訪れた。訪問したのはこれが初めてではない。以前コーチングしていたママさんチームと練習試合で数回お邪魔していた。その時の印象は、良いメンバーがいるのに組織的なプレーができていない、もったいないな、という印象であった。そして、そのチームに昨日から正式にコーチングを始めることとなった。
 練習を見て、あまりに個人練習に時間を割いているのが分かった。基本は確かに大事であるが、個人の基本とゲームの基本の違いをまず知ってもらうことから始めた。それで、いきなり4対4のミニ・ゲームを行い、プレーをつなげるための状況把握の重要性を訴えた。「ラストボールは攻撃」ということも実際の返し方を繰り返して行って体で理解してもらった。
 昨日はその位で練習を切り上げた。どうも、私は「恐い」コーチとしてのイメージがあるようだ。確かにいい加減にプレーしたり、失敗しての照れ笑いなどがあると、多少語調がきつくなるのは否めないが、基本的には各人のレベルを観察して「ヒントを与える気づきのコーチング」が、私のコーチング・スタイルだ。そして、対象者が小学生であろうとママさんであろうと、真剣に取り組んでいないときは、怒るよりも練習をやめてしまう。そのあたりが「恐い」という印象があるのかもしれない。スポーツは勝つことだけが価値ではない。勝利を目指すことはよろしいが、勝利至上主義はいただけない。真剣に、真面目に、勇気を持って、元気に、思いやりを持ってやることもスポーツの価値である。何年やっても下手でも良い。スポーツの爽快感、楽しさを味わってくれれば良い。そして、諦めないで継続していれば必ず上手になれる。チームの成績にも向上が現れてくる。
(画像は太平洋を望む新都心幕張の街。昼は14万人に人口が増加するという。大型ショッピング・モールも多い)

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