2017年1月23日月曜日

Jan.22,2017   ワタナカ選手がJ3藤枝と契約   

ワタナベ選手ではありません。ワタナカ選手です!

「サッカーカンボジア代表のワタナカ選手 J3藤枝と契約」(週刊カンボジアニュースから抜粋)

 1月13日、 サッカーJ3の藤枝MYFCは、カンボジア・プノンペンで記者会見を行い、サッカーカンボジア代表のチャン・ワタナカ選手が12月末までの期限付き移籍で加入すると発表しました。カンボジア人初のJリーガーとなります。ワタナカ選手は、「カンボジアのメッシ」」「カンボジアの至宝」と呼ばれる国民的スターで、代表戦28試合に出場して10得点を挙げています。また、カンボジアのCリーグ(Cambodia Leagu)で2年連続最優秀選手に輝いています。ワタナカ選手は、「日本で新たな経験を積み、様々なことに挑戦したいです。アジアで一番サッカーが優れている日本でプレーできることは非常に良い経験になると思います。この移籍は次の世代のための道標になると思っています。」と語りました。
 今季のJ3リーグは17チームが参加し、3月11日に開幕する予定です。今季からは従来の外国人枠5人の他に「Jリーグ提携国枠」の選手は、外国籍扱いしないルールに変更されたこともあり、カンボジアをはじめとするアジアの提携国の選手達がJリーグへ入りやすい環境となっていました。 ワタナカ選手は、2015年のワールドカップ2次予選で、日本代表との試合にも出場して活躍しました。カウンター攻撃で日本のディフェンス(吉田選手だと思います)をぶち抜いて、ゴール前に突進した姿は忘れ難いものがあります。日本での活躍も期待しています。

詳細はクラブチームのこちらから http://myfc.co.jp/news/20170113/17894/


実は、私も同じようなことをバレーボールで考えていました。

カンボジアと言わず、東南アジアから若手の有望選手を日本のVプレミアやチャレンジリーグ1部、2部に呼び、日本からも東南アジアの国々でプレーしてもらうことでバレーボールのレベル向上と普及を行うことです。日本と東南アジアのスポーツ交流を促進させることは両国の経済活性化にとっても利益があります。

2017年1月21日土曜日

Jan.20,2017   リーフレット日本語版完成

来月の7日にカンボジアに1週間の予定でバレーボールの指導で行ってきます。

そこで配布する「バレーボールの楽しみ方」というリーフレット(小冊子)を一週間前から作成していたのですが、やっと完成しました。とは言っても、日本語の段階ですので、次はこれを現地の言葉であるクメール語(カンボジア語)にする必要があります。

私はクメール語を書くことはできません。そこで、現地にいる日本人の友人に翻訳を依頼しています。友人は、クメール語を話すことは勿論、読み書きもできます。カンボジアの大臣の前でクメール語でプレゼンをしたくらいですから相当なものです。

それにしても、文章を作るだけでなく、読みやすくするために編集・構成するのも難しいものですね。さらにわかり易くするために画像も載せましたが、適切な画像を選ぶものも大変でした。しかし、悩んでいれば、悩んだ分だけ、アイデアが出てくるんですね。

自宅にある日めくり暦の人生訓に石川洋さん(一燈園同人)の言葉がありました。

『できない事と、しない事を混同してはいけない』(なにもしないうちに ”できないもん” と投げ出す子供がいる。出来ないのではない。しようとしないのだ。)

子供だけでなく、大人でも同じです。何もしない事だけでなく、少しやって「できない」と諦める人がいます。少しやってできることなど、大したことがないことです。大した事ほど、すぐにできないものです。諦めずにギリギリまで頑張れば、ふっと光明がさしてきます。見えなかったことが見え始め、感じられなかったことが感じられてきます。

石川洋さんの言葉に励まされながら、リーフレットが完成した次第です。


2017年1月13日金曜日

Jan.12,2017   逆立ちトレーニング

高校女子チームの外部コーチを行って、3ヶ月経ちました。12月末からは筋トレをスタートしました。

そして、今日から逆立ちトレーニングを始めました。

目的は肩周りの筋トレとバランス能力獲得のためです。私は以前からコーディネーショントレーニングを初心者指導でのウオーミングアップに使っていました。

例えばボールに慣れることでは、バスケットボールのスキルを取り入れていました。パス練習では、床にドリブルするだけでなく壁に両手や片手でドリブルすることも効果がありました。

昨日から始めた逆立ちトレーニングでは、逆立ち歩行のできる生徒は1名だけでした。チームのエースで全てのプレーを上手にこなす162㎝の1年生です。

トレーニングの原則は「易→難」です。

明日は、まず床に両手と両足を着けてブリッジを作ることから始めます。次に、壁逆さ登り、そして壁倒立と進めて行きます。1週間後には倒立歩行を3歩ほどできるようになるでしょう。その後はマット上での倒立前転もやっていこうと計画しています。

このようなことをやる真の目的は、怪我をしないための身のこなしを覚えてもらうためです。そして、今までできなかったことが、できるようになれば自信もつきます。

2017年1月10日火曜日

Jan.10, 2017   春高バレー女子決勝戦

春高バレー女子優勝の下北沢成徳の小川監督について。

小川監督の指導は世界を見据えて生徒を育てています。その表れがエースの黒後選手の使い方に見て取れます。彼女クラス(180cm 最高到達点305cm)の選手は世界には普通にいます。ですから、彼女にはリベロと交代させないでサーブレシーブもやらせています。

世界のベスト8クラスのチームの平均身長は190cmです。最高到達点は、手元に正確なものはありませんが、Vリーグの外国人選手の最高到達点は310~320です。約10cmは世界よりも低いのです。

高さでは、勝負するのは厳しいということです。

私のナショナルチームへの新技術開発の提案の1つは、ボールコントロール技能の向上です。そのことで、ボールコンタクト2本目からでも攻撃できます。レセプション=セット(トス)にすることです。

そのためには、全員がセッターの基本技能を身につけていることが必要です。ワンセット(ワントス)で上がってきたボールを攻撃したり、空中での攻撃のフォームから他のスパイカーにセットする技能が必要です。

Jan.09,2017   知能と脳について   

最近考えていることが、スポーツの戦術と人工知能(AI)の支援についてです。

昨年、個人競技の囲碁や将棋の世界では、AIとの対戦が数多く報道されました。

バレーボールのゲーム分析において現在やられているのが画像分析です。当初は試合前に相手チームを画像に撮って、そこから対策を立てていました。現在は試合中でも相手チームの攻撃の特徴などがコート近くにいるデータスタッフからコートにいるコーチに瞬時に情報として伝わります。監督はその情報を参考にして次の対策としての意思決定を行います。

今後は、その意思決定に、AIが関わってくるかもしれません。

そこで私は考えているのですが、人工知能(AI)は“人工的に作られた知能”なのか、“人工的に作られた脳”なのか、ということです。

 “知能”であれば、相手チームの、ある一定の規則性を見いだし、見いだした規則性に従って学習を行い、膨大なデータから何らかの解を導き出す作業はコンピュータが最も得意とするところです。その処理速度などの性能向上があればあるほど望ましい解が短時間で得られます。

ただし、その解が正解とは限りません。人間同士が戦うゲームにおいて、正解はありません。あくまで正解に近い解があるだけです。人間の持つ知性、感情、意志は脳がコントロールしています。現在の人工知能は、その意味で、人工脳のレベルにはまだまだ達していません。

話がSFのようになってきました。いずれにしろ、人工脳の進歩は、人間の脳の研究の進展に伴って行くのでしょう。

2017年1月8日日曜日

Feb.07,2016   春高バレー準決勝戦

準決勝戦は、TVで観戦しました。

男子は昨夏のインターハイを制した駿台学園(東京)と、6年ぶりの頂点を狙う東亜学園(東京)が勝ち上がりました。男子での東京勢同士の対決は恐らく初めてのことだと思います。

女子決勝は、2連覇を狙う下北沢成徳(東京)と、優勝した1995年以来の決勝進出を果たした就実(岡山)との顔合わせとなりました。

終日の元監督は高木先生です。相撲の力士のような体形で試合中はあまり笑顔を見せない先生でしたが、普段は笑顔が絶えない先生でした。私が先生とお話ししている時は、厳しくも優しい先生というイメージでした。まだご存命と思います。

現在の就実の監督は、高木先生の教え子さんです。就実中のバレー部も全国区で毎年ベスト4以上の常連です。

2017年1月5日木曜日

Jan.04,2017   春高バレー開幕

3年ぶりに春高バレーの開幕戦を見に行きました。

カンボジアに行っている時も、年に3回は一時帰国をしていました。そして、春高バレーの決勝戦だけは会場で観戦していました。春高バレーの決勝戦の観戦は39年間続けています。39回の内、34回は、勤務していたスポーツ関連の業務でした。

役員席の隣にバレーボール関係者の席があります。過去の大会での優勝監督で現役を退かれた先生達がずらりと十数名並んでいました。その中に足利工業大付属高校監督であった久次先生がいらっしゃいました。

久次先生は、平成元年の男子優勝監督です。そしてその日が先生の誕生日でした。先生と私は、早速昔話を始めました。そのうち、現在のバレー界を危惧するお話になりました。先生は、現在でも地元の小学生や中学生を集めては指導されています。部活の衰退も嘆かれていました。

多くの指導者に会場でお会いして元気になりました。次は決勝戦の8日に会場に行きます。

2017年1月3日火曜日

Jan.03,2017   正月三日の朝は、Mr.Jobsに起こされて

三年ぶりに、日本での三が日(さんがにち)を過ごしました。

関東の太平洋側は海も穏やかで「静謐(せいひつ)」という言葉がぴったりと当てはまるような静かなお正月です。
(花屋さんのソフトバレーボールの仲間に頂いたシンピジウムを玄関に飾りました)


カンボジアでは正月は3回ありました。

1月のインターナショナル・ニューイヤー、2月の中国暦の旧正月、そして4月のクメール正月です。1月の正月、カンボジアの人たちは、ほとんどお祝い事はしません。旧正月は、中国との関係の深いカンボジアでは商店街に中華風のデコレーションをしてお祝いします。そして本番ともいうべきクメール(カンボジアという言葉と同意味)正月は、盛大にお祝いします。

2月7には、そのカンボジアに9日間ほど再訪します。今は、そのための準備をしています。

今朝は初夢を見ませんでした。

その代わりにアップルの創始者であるスティーブ・ジョブス氏(故人)がスタンフォード大学で講演したビデオを偶然に観ました。明け方、アイフォンに触れていた時にその映像が流れました。その中で、年末に私が思っていたことと同じ言葉が出てきました。思わず、布団の中から飛び起きました。

今日が残された日々の始まり、と私も思う時があります。ジョブス氏も、この講演のなかで自身が癌に冒されたことを発表しました。天才でも寿命があります。凡才の私は、せめて少しでも長生きして、一つでも多く後輩の指導者に役に立つものを残すことが使命と思っています。




2017年1月1日日曜日

Jan.01,2017   Happy New Year for 2017

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

Dec.31,2016   カール・マクガウンさん死去

カール・マクガウンさんが30日に亡くなりました。79歳でした。

日本のバレーボール界に『運動学習理論に基づいたバレーボール指導理論』を指導してくれた先生でした。

日本のVリーグのある男子チームにリードブロック理論を日本で最初に指導した先生でもありました。そのチームは、その年に初優勝しました。

合掌

Carl McGown, a former All-America volleyball player and coach who led the BYU men's volleyball team to national championships in 1999 and 2001 and served as head coach of the USA men's team from 1973-76, died Friday afternoon.

McGown also helped coach the U.S. Men's National Team in seven different Olympic games, seven different World Championships, the World University Games and the Pan American Games.

Carl McGown was 79.