最近考えていることが、スポーツの戦術と人工知能(AI)の支援についてです。
昨年、個人競技の囲碁や将棋の世界では、AIとの対戦が数多く報道されました。
バレーボールのゲーム分析において現在やられているのが画像分析です。当初は試合前に相手チームを画像に撮って、そこから対策を立てていました。現在は試合中でも相手チームの攻撃の特徴などがコート近くにいるデータスタッフからコートにいるコーチに瞬時に情報として伝わります。監督はその情報を参考にして次の対策としての意思決定を行います。
今後は、その意思決定に、AIが関わってくるかもしれません。
そこで私は考えているのですが、人工知能(AI)は“人工的に作られた知能”なのか、“人工的に作られた脳”なのか、ということです。
“知能”であれば、相手チームの、ある一定の規則性を見いだし、見いだした規則性に従って学習を行い、膨大なデータから何らかの解を導き出す作業はコンピュータが最も得意とするところです。その処理速度などの性能向上があればあるほど望ましい解が短時間で得られます。
ただし、その解が正解とは限りません。人間同士が戦うゲームにおいて、正解はありません。あくまで正解に近い解があるだけです。人間の持つ知性、感情、意志は脳がコントロールしています。現在の人工知能は、その意味で、人工脳のレベルにはまだまだ達していません。
話がSFのようになってきました。いずれにしろ、人工脳の進歩は、人間の脳の研究の進展に伴って行くのでしょう。
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