ここのところ大学院に通って4日目です。いつも6名から7名が院生室に来ていて、皆無口でパソコンに向かって修論を書いている。論文なんて、学者でもなければ一般の人は、一生の中で1回か2回書くだけであろう。論文は評論文とも、レポートとも違う。論文特有の約束事がある。まったく嫌になってしまう。しかし、その文法ともいうべき約束事に慣れると評論よりもレポートよりも書きやすいとHow to本には書いてある。いずれにしろ、明日からも毎日修論作業の日々を送る。
しかし、毎日集中して一つのことに向かっていると思わぬ発見がある。今までわからなかったものが、何かの拍子で理解できる。今日も、日本経済新聞の地方版で長崎県の五島列島の記事が出ていて、そこから光明が見えた。五島列島は岩本洋先生の出身地で、その郷愁が伊豆諸島や小笠原諸島でのソフトバレーの普及につながっている、という先般の小笠原行きの船中での聞き取り調査を思い出した。思い出しついでに先生に電話をさしあげた。話の中で、最近疑問を抱いた事項の答えがあっけなく出てきた。
また、今日はこんなことがあった。院生の図書室でぶらぶらしていたら、偶然にも「柔らかいスポーツへの招待ー軽スポーツの科学ー」(奈良女子大学文学部スポーツ科学教室編)という本が目にとまった。なんと、その中にソフトバレーボールの生理的負担度に関して、硬いバレーとの比較の図が載っていた。つまり、大学のバレー部員に六人制とソフトバレーそれぞれゲームをやらせて心拍数を測った単純なものでしたが、ソフトバレーボールは硬いバレーよりも運動時の心拍数は低くなるという結果がデータとして出ていた。もっとも、このとき使用したボールはゴム製でなくビーチボールを使用しているので、正確にはソフトバレーボールという名称でなく、ビーチボールバレーという名称を使うべきでしょうね。いずれにしろ、これは参考資料になりますので頂きです。本来は、そのような生理的データを日本ソフト連盟の指導普及委員会で取っておくべきです。いや、私のこれからの仕事ですね、これは。
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