ここ数年前、カンボジアでの指導を始めたころから指導法を見直しています。
特に基本の指導は、ボールを投げたり、つかんだりのバレーボールのルールでは、云わば反則行為にあたることを導入しています。そして、そのことで技術のマスターが早まることに納得しています。
例えば、スパイク時の腕のスイングですが、ボールを投げさせることで正しいフォーム作りに直結します。
きょうの高校女子の練習時にもボール投げを行いました。1年生で、ボールが遠くまで投げれない子がいました。フォームを観察すると、利き腕の反対側の腕を全く使っていないことがわかりました。
利き腕だけでボールを投げている子は、肩回りの筋力だけに頼っていますので、30回も投げていると疲労してきます。方や、利き腕の反対側の腕を胸に引き付ける反動を活用してボールを投げている子は、さほど疲労もしていません。
これは力学の「作用・反作用」を利用したボールの投げ方です。
ボールを受けるときは、サーブレシーブのようにボールの落下点に素早く入り、へその前方やおでこの前方で受け取るようにしています。もしくは、腕の面(アンダーハンド)に軽く当てて跳ね返ったボールをキャッチします。
日本に帰ってからも、新しい練習方法が毎週1つはできました。応用練習は生徒たちに考えさせました。それらの中で良いなと思うのは、採用して全体の練習で行うようにしました。
生徒達と一緒に練習内容や方法を考えて練習していくやり方は楽しいですね。
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