9人制バレーは、日本の伝統的なスポーツである。私も中学生の頃は9人制バレーを部活でやっていた。それも外でやっていた。グラウンドの隅のほうにコートを造って、風に揺れるボールをコントロールしながら汗と砂まみれになって白球を追いかけていた。高校に進学すると週に2回は体育館で練習できるようになった。3年時には、いつも体育館内で練習できるようになった。
きょうは、千葉市にあるポートアリーナ体育館に出かけた。ここで実業団の「第26回 桜田杯」が開催されることを聞いていて是非とも観戦したくなった。正式名称は「全日本9人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会」。今年は千葉県で開催された。女子の会場は千葉市公園体育館というところで、ここより少し離れており、電車でも1時間かかる。きょうは普段見れない男子の9人制バレーをじっくりと観戦することとした。
出場16チームの中で、決勝に残ったのは、常連の中部徳洲会病院(沖縄)と住友電工(兵庫)。どちらも日本一の経験は豊富なチームである。サーブは、ほぼ全員が第1サーブではジャンプスパイクサーブを実行する。速度を手動で測ってみた。男子のコートは長さ21m、ネットの高さ2.38mである。サーブの飛行距離を16m(0.016km)と設定してストップウオッチで到達時間を計測してみた。平均は0.6秒。中学時代に習った方程式、速さ=距離/時間に当てはめると速度は、96km/h。一番早いサーバーは時間が0.4秒、つまり115km/h。この速度は6人制の国際大会並みである。腕の角度の調整が上手くできないと、コートサイドに大きく弾いてしまう。
第2サーブのフローターサーブには、ほとんどのレシーバーがオーバーハンドでレシーブしていた。2段トスも全員がオーバーハンドで13mは楽々にボールを飛ばしていた。大したものだ!普通のスパイクもオーバーで軽々とレシーブしている。相当、指立運動で鍛えたのであろう。ネットプレーもアンダーだけでなくオーバーでトスにする技能も見せてもらった。6人制であっても、ネットプレーをアップでやることでバランス能力トレーニングになる。
きょうは、良いゲームを見させてもらった。今後の指導の参考になった。
おっと、結果を忘れていた。結果は、沖縄の中部徳洲会病院が優勝した。9人制を愛する男たちは皆ボールと楽しく遊んでいる。こうでなくっちゃ!
日本は今年2013年の同大会を出場18チーム中の最下位で終え、当初は来年の予選に回ることが決まっていた。だがFIVB国際バレーボール連盟は1日、来年のWL出場チームを28チームに増やすと発表した。これで、日本男子は、本大会から参加できるようになった。
来年の世界選手権大会出場を2ヶ月前のアジア地区予選で韓国に敗退し逃した日本男子にとっては救いの神である。世界の強豪と常に競い合っている環境にいないと、そのチームは弱体化する。チーム内の紅白戦や練習試合だけの強化では、公式戦と比べて緊張感もモチベーションも違ってくる。
日本男子は、現在開催中の全日本大学選手権やVリーグで活躍する人材を発掘してリオそして東京オリンピックを見据えたチーム(シニア、ジュニア)を速やかに編成して頂きたい。
大会期日とグループ対戦相手は、以下の通り。()内の数字は、現在のランキングを示している。
FIVBワールドリーグ男子バレーボール大会2014
2014年05月23日(金)~07月06日(日) インターコンチネンタルラウンド
2014年07月16日(水)~07月20日(日) ファイナル6
<参加28チーム>
【A組】
ブラジル(1)、イタリア(3)、ポーランド(5)、イラン(12)
【B組】
ロシア(2)、アメリカ(4)、ブルガリア(6)、セルビア(9)
【C組】
カナダ(11)、オーストラリア(14)、フィンランド(30)、ベルギー(37)
【D組】
アルゼンチン(7)、ドイツ(10)、フランス(16)、日本(17)
【E組】
韓国(21)、チェコ(22)、オランダ(31)、ポルトガル(38)
【F組】
キューバ(7)、チュニジア(13)、メキシコ(22)、トルコ (45)
【G組】
中国 (18)、プエルトリコ(20)、スペイン(25)、スロバキア(36)
※A組~E組はホーム&アウェイ方式。
