2008年1月14日月曜日

成人の日に想う


 本日は、私もお休みで家にいるので、このブログを書いている。夜は、東京都ソフトバレーボール連盟の理事会で東京都体育館の会議室に行く。
 今日は成人式。1999年までは1月15日と決まっていたのは、「元服」が小正月に行われていたことに由来するとか。今年は14日。しかし、成人式というのは、大人になったというのではなく、大人になるためのスタートのイベント(儀式)と私は思う。若者たちよ勘違いしてはいかん。現在の私も品格のある大人になるために日々精進しているところだ。
 佐々木すみ江さん(1928年東京生まれ)という俳優をご存知であろうか。NHK大河ドラマ「篤姫」で宮崎あおい演じる於一(おいち)の養育係の菊本を演じているといえば、思い当たるであろうか。劇団「民藝」出身で芸歴50年を越す大ベテラン。朝日新聞のインタビューに応えての言葉が重い。「自分の芝居に対して、これでいい、と思うことがないから、50年続けてこられた」。「かつては、10年たって、ようやく新人賞をもらえる時代だった。10年の辛抱ができない時代になったのは残念ね。どんな仕事も、それで基礎がわかる程度。世の中のスピードが上がっても、人間が早く成長するようになるわけではないのに」。このような大ベテランが身近にいるうちに、新人は多くのものを学ぶべき。

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