昨日の3月1日は、2016年アメリカ大統領選候補者選びにおいて、最も大事な日でした。その日は「スーパー・チューズデイ(Super Tuesday)」と呼ばれています。
日本の首相を決める選挙とは、大きく違う国政選挙です。TVのCNN放送を見ていると、ここ2週間の番組のほとんどは、このSuper Tuesday関連です。
ところで、このSuper Tuesdayって何でしょう?
スーパーチューズデーとは、大統領選挙のための予備選もしくは党員集会が、最も多くの州で行われる火曜日のことを指します。
大統領候補が正式に指名されるのは夏に行われる全国党大会で、代議員が候補者を選びます。予備選と党員集会はこの代議員を選ぶ方法です。
日本の首相を決める場合は、間接選挙です。つまり、最大与党の党首が首相になります。アメリカの場合は、最初は直接選挙で予備選が行われ、その党の代議員が選ばれます。また党員集会でも代議員が選ばれます。また、「特別代議員」と呼ばれる人たちも大きな影響力を持っています。
アメリカでは、なぜ火曜日に投票が行われるのか?
これは、キリスト教と関係があります。キリスト教では日曜日を安息日として休み、家族と過ごす時間を作ります。投票所には行きません。そこで、昔は翌日の月曜日を広大なアメリカの国土を馬車などで一日かけて投票所に向かう移動日とし、火曜日に投票するということになっていました。アメリカでは、その伝統が今でも残っており、投票日は火曜日となっているのです。
それにしても、いまいち、私には、馴染みがないので、理解しにくいアメリカの選挙制度です。
こういう時には映画が教えてくれます。映画は歴史の教科書です。『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』は、2011年のアメリカ合衆国の政治ドラマ映画です。日本でもお馴染みのジョージ・クルーニ氏が、共同脚本・監督・主演を務めています。
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