2014年10月9日木曜日

06,Oct.2014 ナショナルチームの始動

本日からカンボジア男子バレーボールチームが始動した。

ここまで来るには、順風という訳ではなかった。宿舎、食事、選手の交通費、練習会場など経費の捻出に苦労した。日本であれば、全日本の合宿に関して、年度当初に予算化されているものであるが、発展途上のこの国では、そう簡単にはいかない。

当初の予定のスタートから2週間も遅れたが、交渉の末、やっと第1次合宿の開始にこぎつけることができた。

きょうは、16名の選手達の体格測定と体力測定を行った。まずは、現状把握である。

(練習前に必ず今日の練習事項を説明する。チームのテーマはサーブとブロック。サーブで相手チームの攻撃を単調にさせること。そして、ブロックの移動を速やかに行い正しいフォームでジャンプすること。きょうは、各種ブロックステップの練習に時間を随分と割いた)

平均身長は、186cm。この数値は、現在の東南アジアチャンピオンであるタイランド男子チーム(2014年アジア大会7位)の190cm、また全日本男子(2014年アジア大会2位)の191cmには及ばない。しかし、国民の平均身長が日本人より3~4cmは低いカンボジア人の中で、これだけの大男を探すのは簡単なことではない。人口も1,500万人と日本の1/9程で少ない。

ちなみに、来年の東南アジア大会(SEA Games:6月シンガポール)で目標のベスト4入りするにあたってのライバルの1つであるミャンマー(2014年アジア大会14位)は185cm。

平均のスパイクジャンプ最高到達点は、326cm。決して悪い数値ではない。タイランドも326cm。全日本は、さすがに339cm。

明日は、メンタルテストを行う。

2014年10月8日水曜日

05,Oct.2014 カンボジアスポーツ60年で初めての金メダル獲得  

カンボジア人にとって、アジア大会での金メダルを取ることは悲願というより、取れないものであるという諦めが以前からあった。それが、金メダルを取った。そしてリオ・オリンピックでも金メダルをという国民の願いに変わった。

金メダリストはテコンドー女子選手のソーン・シーヴメイさん19歳。昨年の東南アジア大会でも金メダルを取っている。

この昼に、バレーボール連盟から連絡が入った。「フンセン首相が発起人で、彼女の祝勝会をやるので会場まで来て欲しい。迎えの車を差し向ける」。

迎えに来たのは、明日集合する予定のバレーボール男子の候補選手達を載せた中古のマイクロバスであった。まず、オリンピック・スタジアムに向かい、そこで他の種目のナショナルチームの選手達を載せたバスや自家用車と合流し、会場の平和会館というところに向かった。

祝勝会には食事は出なかった。会が終了したのは、深夜0:30である。日本風にパーティ形式の会食を当てにして6時から食事をしていなかった私にはちょっとつらかった。

テコンドー連盟は、普段から普及に努めている。地方の孤児院などを慰問しながら将来の選手を獲得している。これから、第二のシーメイさんを目指して、テコンドーを行う人口も増えると思う。カンボジア全体のスポーツ振興にもシーメイさんの金メダルは大きなインパクトである。

男子バレーボールもテコンドーに続いて行きたい。


2014年10月6日月曜日

04,Oct.2014 女子世界選手権大会 全日本女子二次ラウンドにて敗退決定

本日の地元イタリアとの試合に0-3で敗退し、これで全日本女子の7位以下が決定した。


世界選手権大会で日本女子が7位以下になったのは12年振りである。12年前の2002年の世界選手権大会では、コンディショニングの大失敗であった。大会直前までの合宿を気温差のある地域で行い、大会本番では実力を発揮できなかった。結果、13位という国際大会史上最低の成績で終了した。その時の監督は、帰国後、直ぐに解任された。

日本国内の大会でも、気候差によるコンディショニング調整に北海道や沖縄のチームは苦労していた。国際大会においては、コンディショニングは、気候だけではない。時差調整、食事やその国特有の雰囲気もある。常にトップに君臨するチームは、このコンディショニングに気を配り、大会の1週間前には開催国に入る。予算が少ない国は、大会開催直前に入り、コンディション不良で勝負を逃がすケースは結構ある。

全日本女子は、明日、既にベスト6以上を決めたドミニカ共和国と対戦する。日本は気落ちすることなく、最後の試合を全うして欲しい。消化試合ではなく、次につながる闘いを行って欲しい。





  • 1974年 - 1位金メダル                                    
  • 1978年 - 2位銀メダル
  • 1982年 - 4位
  • 1986年 - 7位
  • 1990年 - 8位
  • 1994年 - 7位
  • 1998年 - 8位
  • 2002年 - 13位
  • 2006年 - 6位
  • 2010年 - 3位銅メダル
  • 2014年 - 7位

  • 2014年10月4日土曜日

    03,Oct.2014 Asian Games: 全日本男子が決勝で健闘

    2週間前に終了したポーランドで開催された世界選手権大会から戻ってきたイラン、韓国、中国を相手に新生全日本男子は大健闘した。

    決勝の相手イランには、現時点ではまだ勝てるとは思っていなかった。しかし、1セット取ったことは評価される。

    日本男子は、今年の世界選手権大会に初めて出場を逃した。アジアのライバル達は世界選手権の本番で更に経験を積んでいく。しかし、今年の日本協会の強化策は積極的であった。まず、ドイツ、フランスという世界ベスト4-6クラスと対戦。更に世界選手権大会開催中は、ブラジルに飛び、国内トップクラブチームと対戦し腕を磨いてきた。

    越川主将を中心に若い選手達、そして南部監督が歯を食いしばってトレーニングに耐えた成果である。支援している強化事業本部も強化費の捻出に大変であったと想像できる。

    この勢いを、これから開催されるVプレミアリーグに繋げて行っていただきたい。運営、経営、強化を上手く繋げて、更に強化費を捻出して頂きたい。そして、次のステップは、アジア連盟に加盟する65ヵ国(大陸別では最大数)へのバレーボールの普及に、より積極的に手を貸して頂きたい。

    <最終順位>
    1位 イラン(初優勝)
    2位 日本 (連覇を逃す。過去8回優勝)
    3位 韓国
    4位 中国
    5位 インド
    6位 カタール
    7位 タイ
    8位 クウェ―ト
    9位 チャイニーズタイペイ
    10位 カザフスタン
    11位 パキスタン
    12位 サウジアラビア
    13位 トルクメニスタン
    14位 ミャンマー
    15位 ホンコンチャイナ
    16位 モルディブ

    2014年10月3日金曜日

    02,Oct.2014 アジア大会: 全日本男子が韓国を撃破し決勝へ

    いやあ、嬉しいニュースですね。

    キャプテンの越川は勿論大車輪の活躍だが、越川の後に続く大学1年生の石川が14点奪う活躍をした。日本バレー界の底力をよくぞ出してくれた。監督の南部さんもよくやった!

    記録を見るとサーブで相手を崩せたようだ。明日のイランとの決勝戦は勝って欲しいのはやまやまなれど、善戦してくれれば十分だ。それだけ今のイランは強い。

    女子の方は全日本Bチームが出場している。現在イタリアで開催中の世界選手権に出場できなかった韓国とタイランドが圧倒的に強い。タイランドは日本Bを、韓国は中国Bをストレートで退けて、決勝に進んだ。開催国でもある韓国が圧勝で優勝する可能性が大きい。

    アジアの女子のレベルも上がってきた。以前は日・中・韓の3強であったが、最近はそこにタイランドが加わり4強になった。さらに、旧ソ連から独立した中央アジアの国々が高身長を武器にレベルアップしてきた。

    2014年10月2日木曜日

    01,Oct.2014 全日本女子バレー メダル獲得に黄信号

    イタリアで開催中の女子バレー世界選手権大会は、きょうから2次ラウンドが始まった。そして、FIVBランキング3位の日本女子は、FIVBランキング23位のクロアチアに手痛い敗退を負った。
    日本女子は、これでグループ第4位である。3次ラウンドに進出できるのは第3位までである。

    クロアチア - 日本 3 - 2 (18-25, 25-23, 25-27, 25-20, 15-8)

    記録を見ると、ブロックによる点数では、クロアチアが13点、日本が7点。これは平均身長の勝る欧州勢と戦う時はブロック力に差が出るのである程度計算できた。

    問題は、サーブ力である。 クロアチアがダイレクト・ポイントで5点、対して日本は3点。サーブとサーブレシーブ(レセプション・サービス)は日本の生命線である。

    相手に与えたミスポインは、日本が24点、クロアチアが25点。

    日本女子は、守備の要であるリベロの佐野優子(36歳)が体調不良で欠場しているのが痛い。彼女のプレーは技術だけでなく、コーチの役目も果たし指示も出せる。彼女がいると他の選手達には安心感がある。

    2016年リオ・オリンピックでは、彼女も38歳になる。次世代のリベロの育成も課題である。そして、ゲームの柱となる技術(skills)である「攻撃的かつ戦術的なサーブ」とリベロを中心とした「サーブレシーブ(reception)」の2つの精度をさらに向上させることだ。

    どの国も、いよいよ来年からのオリンピック予選を前にして、ベールを脱いできた。チームメンバーの構成も固めてきた。ランキング20位前後といっても侮れない。

    アウエィでの戦いはコンディショニング(体調)の維持を始め、難しいものだ・・・。国際大会を数多く経験している日本女子であっても難しい。我がカンボジアチームは、まだ隣国との友好試合さえやっていない。東南アジアでライバルのタイランド、ミャンマーは、現在、韓国のインチョンで開催中のアジア大会でイラン、日本、韓国、中国に揉まれて経験を積んでいる。

    公式試合に勝る最良の練習はない。カンボジアも遠征費を作って、国際経験を積みに外に出なければならない。  

    2014年10月1日水曜日

    30,Sep.2014 アジア大会: 男子バレー ベスト4進出

    仁川アジア大会第13日(1日、仁川)バレーボール男子の日本は準々決勝でインドに大苦戦しながらもベスト4に進出した。

    メディアによると、大学生コンビが流れを変えたという。1-2で迎えた第4セット中盤、ピンチサーバーを任された慶大4年の柳田(駿台中→東洋高校出身)が強烈なサーブで相手を崩し、中大1年の石川がスパイクで得点を重ねた。

    次の準決勝は、昨年の世界選手権アジア予選で敗れて連続出場を絶たれた韓国との対戦だ。なんとか勝って欲しい。そして、決勝に進んで欲しい。