ここまで来るには、順風という訳ではなかった。宿舎、食事、選手の交通費、練習会場など経費の捻出に苦労した。日本であれば、全日本の合宿に関して、年度当初に予算化されているものであるが、発展途上のこの国では、そう簡単にはいかない。
当初の予定のスタートから2週間も遅れたが、交渉の末、やっと第1次合宿の開始にこぎつけることができた。
きょうは、16名の選手達の体格測定と体力測定を行った。まずは、現状把握である。
(練習前に必ず今日の練習事項を説明する。チームのテーマはサーブとブロック。サーブで相手チームの攻撃を単調にさせること。そして、ブロックの移動を速やかに行い正しいフォームでジャンプすること。きょうは、各種ブロックステップの練習に時間を随分と割いた) |
平均身長は、186cm。この数値は、現在の東南アジアチャンピオンであるタイランド男子チーム(2014年アジア大会7位)の190cm、また全日本男子(2014年アジア大会2位)の191cmには及ばない。しかし、国民の平均身長が日本人より3~4cmは低いカンボジア人の中で、これだけの大男を探すのは簡単なことではない。人口も1,500万人と日本の1/9程で少ない。
ちなみに、来年の東南アジア大会(SEA Games:6月シンガポール)で目標のベスト4入りするにあたってのライバルの1つであるミャンマー(2014年アジア大会14位)は185cm。
平均のスパイクジャンプ最高到達点は、326cm。決して悪い数値ではない。タイランドも326cm。全日本は、さすがに339cm。
明日は、メンタルテストを行う。
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