2014年10月24日金曜日

23,Oct.2014  Anti-Doping Work Shop 3日目

講習会も、本日で終了した。

シンガポールから見えた主任講師の先生ともう一人の日本人講師の山本さんのお話は、大変よく理解できた。この国のアンチドーピング機構の役員もこれを契機にパワーポイントというITソフトを駆使してわかり易い講義を次回からやってくれることであろう。

(右の女性が山本さん。博士号を持っている方だ。小顔にショートカットが良く似合う。英国の大学に留学した経験があるので英語はお手のものだ。左側の通訳者がクメール語に訳しやすいように簡潔な表現を使っていたのが印象的であった)
講義の終わりに、講師が「スポーツはあなたにとって何ですか?」と若い選手達に問うた。10代の選手達に多かったのは「国のために尽くすこと」という回答であった。何と健気(けなげ)で純粋であろうか。

おじさんの私が回答するとしたら「スポーツは勝利だ」「スポーツは金だ」と現実的な回答しか出てこない。

これらの若い選手達が40歳代の働き盛りのミドルエイジの世代になっているとき、カンボジアはもっともっと

住みやすい、働きやすい、夢を沢山持てる国になっていることであろう。

その時、日本はどうなっているのであろう。私は生存しているのかな?

(この日の新聞に先月開催されたアジア大会でカンボジアで初めての(テコンドー)金メダリストになり、国民的なヒロインになったシブメイさんに関する記事が載った。スポンサーのビール会社のアルコール飲料やタバコのコマシャルには今後一切出ないとの表明であった。若い人たちへの影響に配慮しての発言であろう。ヒロインは大変だ。練習の場をテコンドーの本場の韓国にした方が彼女も集中してトレーニングできると思う。また、リオオリンピックにカンボジア初めてのオリンピック選手として出場できる可能性も出てくる)

いずれにしろ、明日から練習を再開できる。

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