カンボジア人にとって、アジア大会での金メダルを取ることは悲願というより、取れないものであるという諦めが以前からあった。それが、金メダルを取った。そしてリオ・オリンピックでも金メダルをという国民の願いに変わった。
金メダリストはテコンドー女子選手のソーン・シーヴメイさん19歳。昨年の東南アジア大会でも金メダルを取っている。
この昼に、バレーボール連盟から連絡が入った。「フンセン首相が発起人で、彼女の祝勝会をやるので会場まで来て欲しい。迎えの車を差し向ける」。
迎えに来たのは、明日集合する予定のバレーボール男子の候補選手達を載せた中古のマイクロバスであった。まず、オリンピック・スタジアムに向かい、そこで他の種目のナショナルチームの選手達を載せたバスや自家用車と合流し、会場の平和会館というところに向かった。
祝勝会には食事は出なかった。会が終了したのは、深夜0:30である。日本風にパーティ形式の会食を当てにして6時から食事をしていなかった私にはちょっとつらかった。
テコンドー連盟は、普段から普及に努めている。地方の孤児院などを慰問しながら将来の選手を獲得している。これから、第二のシーメイさんを目指して、テコンドーを行う人口も増えると思う。カンボジア全体のスポーツ振興にもシーメイさんの金メダルは大きなインパクトである。
男子バレーボールもテコンドーに続いて行きたい。
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