2008年7月25日金曜日

全国シルバーソフトバレー交流大会開催の方向に


 今年の開催地は6月に震災にあった宮城県栗原市ということで、日本ソフトバレーボール連盟としても開催か否か、延期かということで検討してきた。22日に宮城県連盟理事長の三浦さんからの速報では、当日連盟の西山会長と成田理事長のお二人が現地に赴き視察も行い、佐藤市長と対面し話し合った結果、佐藤市長側からも開催に向けて強い要請を受け連盟も受諾したとのことです。

 現地は観光地であることから今回の震災の打撃は大きく、観光客の到来が極端に少ないという。ソフトバレーの仲間が全国から訪れ、現地に経済的効果を発揮することで栗原市を励ますことができるのではないか。お互い様である。明日は我が身である。相互扶助の精神を発揮し10月31日に全国の仲間と再会したい。

 画像は、愛読者の方から昨夜の「隅田川大花火大会」の様子。本番は26日に2万発の花火が打ち上げられ、約100万人の人出が予想される。
この大会は、1732年(享保十七年)に発生した大飢饉とコレラの死者を弔うため、1733年(享保十八年)旧暦5月28日、両国の川開きに花火を催したのが始まりとされる。
                    栗原市でもまだ不明者合わせて死者が20数名いると聞く。隅田川の花火で死者の霊を弔い、まだ発見されていない方たちの帰還を祈りたい。
 

2008年7月21日月曜日

ワールドリーグ男子バレーD組3位

 昨日の大阪中央体育館でのゲームで1次リーグが終了し、日本は通算5勝7敗でD組3位となった。昨日のゲームは中国との対戦で1-3で完敗の内容であった。
 試合後の植田監督のコメントが気になった。「誰が出ても、同じバレーをしないといけない」と植田監督。以前から私は植田監督には「まじめな指導者」として好感を抱いている。但し、注文をつけるとすると、もう少し「戦術・戦略」を学習してもらいたい。「誰かがでることで、違うバレーをしなければいけない」というのが私の考え方である。全日本は誰が出て行っても、いつも同じバレーをするとどうなるか。当然、昨日のように攻撃を読まれブロックにかかってしまう。昨日の中国はリベロを省いて平均身長190cm以上であった。実はこのパターンは全日本女子にもある。アテネ以降ほとんど同じスタメンでここまで来ている。精度は上がったが相手チームから見たら分りやすい単純なチームだ。
 勿論、両監督ともこのことに関しては百も承知で、我々が知らない対策も打っていることであろう。スタメン以外は金太郎飴ではいけない。ワンポイント・プレーヤーでもない。ワンゲームフルに働ける実力に遜色のない12名でないと世界のトップ4に入れない。Aというチームにはこの陣容で、Bというチームにはこの陣容で対処するというのが戦術である。北京の本番で両監督の手腕を期待したい。

2008年7月19日土曜日

梅雨明け

 気象庁から本日関東甲信越に梅雨明け宣言が出ました。これで日本全国梅雨明けで、本格的な夏に突入ですね。バレーボールの練習では、脱水状態にならないように水分の補給を小まめに行ってくださいね。一番安上がりで美味しい対策は、大きなやかんで作った冷やした麦茶に蜂蜜漬けのレモン輪切りが良いですね。ミネラル、ナトリウム、糖分がバランスよく摂取できる昔からの知恵です。
 画像は18日から20日まで台東区の入谷鬼子母神で始まった夏の風物詩の朝顔市。
「入谷から出る朝顔の車哉(正岡子規)」
 おっと・・・地震だ。宮城県・福島県方面で震度4というニュースが流れた。頭の中で脳が揺れている。震災に会われた栗原市の人たちは気が気でないだろうな・・・。

ちょっと休息・・・

 この2週間、忙しかった。社内外でのイベントがあり、得意先回りがあり、地域のソフトバレー教室が6週あり、インターハイ出場チームの壮行会があり、インターハイをあと一歩のところで逃したチームの監督との会食があり・・・、仕事がバレーボールだからどこまでが仕事でどこまでが趣味なのか境界線のない生活。結局、全てが仕事になっている。「仕事が趣味です」なんて、私には言えない。お客さんに申し訳ない。
 ということで、本日は趣味のビデオ鑑賞。プリズンブレイクのⅢがレンタルビデオ屋さんでリリースされているので早速借りに行こう。来週末は青森県バレーボール協会からの依頼で「日本体育協会公認上級指導員講習会」に行く。帰ってきてその夜から埼玉県インターハイ陸上会場地に行き2日間売店応援、31日は全国ママさんバレーボール大会開会式で川崎に行く。2日から5までインターハイ女子バレー会場の川越総合体育館で、6日から8日まで男子バレー会場の川越で売店応援のおじさん状態になっている。屋外の売店なので私のようなオジサンには多少酷な仕事なのだが、全国から来る監督・役員と再会できるのが楽しみ。夜はビール宴会が毎晩のように続くのだろうな・・・。9日、10日とまた青森県に行き講習会後半の講師を務める。会場が弘前市なので、ここでは冷酒が楽しみ・・・。
 北京オリンピックもこの頃からバレーボールが始まる。男女ともベスト4以上の結果を残すことは難しいであろうが、次のロンドンにつながるような経験を積み重ねて欲しい。特に女子はロンドンで活躍できそうなベテランは現在の中堅(栗原、木村、荒木)が務めることになるが、ロンドンで中堅を務めるべく若い人材が現在のチームに不在だ。最年少の河合が正セッターを務めることは、世界のバレーの中では考えにくい。北京オリンピック以降の女子ナショナルチーム編成を早急に立ち上げないと、ロンドンオリンピックにいくことさえも難しくなる。なにせ、今度は中国も予選に出てくるのだから。それにしても、英国のバレーボール強化の話がとんと聞かれない。英国のバレーボールのレベルは決して高くない。日本の高校チャンピオンのレベルと以前現地でプレーしていた日本女性に聞いたことがある。どうなっているのでしょうかね。
 さて、それではビデオ屋さんに行ってきま~す。

2008年7月18日金曜日

ブロックの定義への回答


 ブロックの定義に関しての質問です。「本文で片手がネット上端より出ていれば、フェイントをもう片方の手で受けてもブロック・・・のように書いてありますが、ルールブックのP22・4ブロックの最初に(ネット上端より上方で阻止する行為)とあります。これとは意味合いが違うのでしょうか?フェイントを下で受けたりは相手ボールを阻止となるのでしょうか?もう1つ本文とは違うのですが、よく吸い込んだボールが体にあたりながら落ちますが、それを下方で本人があげたとしてもドリブルにはならないのでしょうか?ブロックに当たって吸い込んで体にあたりながら落ちても、そこまでが1回のブロックですかね・・・読みにくい文章ですみません 」

 回答します。

 ブロックの定義の要件(必要な条件)は、3つあります。①競技者がネットに接近して②相手方から送られてくるボールを③ネットの上端より上方で阻止する行為、です。質問の内容は、③に該当します。③をもう少し細かく説明すると次のようになります。「③(身体の一部でも、片手、片腕でも)ネットの上端より上方(に出ていて)で阻止する行為をいう。(身体がネット上端より出ていれば、ボールと身体との接触点はどこでも良い。ネット上端より低い位置にある頭でも、お腹でも、そしてめったにないですが、足の甲でもブロックの接触となる。)」となります。
以上が6人制・9人制と同様のソフトバレーボールのルールです。質問者の方が戸惑っているのは、「ネットの上端より上方で阻止する」という文言の箇所だと思います。( )の中の注解でご理解できたでしょうか。現状、ここのところを、ソフトバレーボール愛好者からは、明確に「ボールと身体の接点がネット上端より上方にある場合」とした方が宜しいのでは、というご意見が多いと前回申し上げた次第です。

 また、吸い込んだ場合の基準ですが、「ボールが連続して接触しても(素早く、連続的に)、それが一つの動作中に行われた場合は許されます」。つまり一つの打球としてカウントしないということです。但し、時間差が明確にあればブロック後の1回目の接触としてカウントされます。勿論、これはドリブルにはなりません。
 もう一つの質問がありました。「もう1つ。(ブロックの定義がバレー経験者でないのでゴチャゴチャになってます、すいません)相手側からきたボールをネット側でブロックの形でなく、ダイレクトで打とうとして、かすって真上に上がったことがあります。これはブロックとみなして自分で拾えるのでしょうか?それとも攻撃とみなされて拾ったらドリブルになるのでしょうか? 」
 これは、お分かりですね。定義の要件の③に該当します。つまり、阻止しようとしていますか?という点です。質問の場合は阻止でなく攻撃(アタックヒット)ですね。従って、この質問のケースは、同じ人がボールに接触すれば、ドリブルの反則になります。
 画像は、読者のF.Kさんから送られてきた路傍の紫陽花(あじさい)です。

紫陽花の花言葉は「移り気」とされていますが、別の花言葉が紹介されている本もありました。ここに紹介してみましょう。 「アジサイは、咲き始めからだんだんと花の色を変えることから、移り気な花と呼ばれていますが、これは心変わりからではなく、美しくなるための試行錯誤のような気がします」。なるほど、私は後者の解釈が好きですね。
 送って頂いた、F.Kさんは、このような試行錯誤をされている方なんでしょうね。

2008年7月15日火曜日

ルールの改正・修正に関して

 今後のルールの改正・修正に関して、こちらのブログの読者の方たちからも要望・希望を受けたいと考えています。
 多くの愛好者からの声を聞くことは有益です。よって、ここの私的なブログですが、皆さんのご意見を伺い、一緒に討議していくのも一考かなと思います。
 例えば、ブロックの定義ですね。現状の定義は、6人制の定義に9人制の定義を加味したものとなっています。しかし、ソフトバレー生誕20周年を過ぎ、ルールも愛好者自身そして愛好者を取り巻くし環境につれて変化していくものと考えています。「誰でも」理解できるような「誰でも」審判できるようなソフトバレ愛好者に配慮したルールが求められていると思います。
現状のブロックの定義で「ネットより上に身体が出ていること」とありますが、これは「ネット上端より上に身体の一部が出ていれば、ボールとの接触はネット下方でもOK」ということです。身長の高い人は、ジャンプしなくとも身体がネット上に出ますので、片手を上げてブロックの状態で、もう一方の片手でフェイントボールをレシーブしても、あと3回ボールに触れることができるというわけです。従って、ブロックの定義として、「ネット上方で身体とボールが接触していること」にしたらどうか、という意見が出ています。
 皆さんはいかがお考えでしょうか。

2008年7月14日月曜日

集団的なブロックについてへの回答:その2


そふばバレーボールさんへの回答です。身長の低い人にも有利です、とのご見解ですが、身長の高い人は、足幅やリーチも長く、集団的ブロックを形成するには、やはり身長の高い人のほうが恩恵を受けます。集団的なブロック(ブロック群)は、互いに接近した2人あるいは3人の競技者によって行われ、その中の一人がボールが触れた時に完了します。ソフトバレーの相互審判制において、「接近」という微妙な判定基準を一般愛好者の主審に求めるのは難しいことです。従って、ソフトバレーボールにおいては、ボールが触れた個人がブロックしたことになり、触れていないブロッカーはブロックしたことにはならない、としています。つまり、集団的なブロックという解釈はありません。このあたりの解釈はフリーポジション制を採っている9人制と同じです。以上の理由説明ご理解頂けましたでしょうか。誰でもすぐプレーでき、誰でも判定が容易なルール、しかし深みのあるルールを制定していくことを審判規則委員会は目指しています。
 画像は、愛読者の方から送られてきた季節の風物詩である「ほうずき」です。浅草寺で、夏の風物詩「ほおずき市」が毎年7月9日、10日と、2日間とあります。今年も境内には約250の露店に、鮮やかなオレンジ色の実を付けたほうずきがびっしりと並び、縁起物として買い求める参拝客でにぎわいました。ほうずき市は古来より7月10日の、1年中における最も多い功徳日とされ、四万六千日(127年間)も日参した同じ利益に預かるとされ、毎年多数の人が訪れます。
梅雨明けを前にして、暑さもうなぎのぼりです。熱中症に注意して水分の補給をこまめにとりながらソフトバレーを楽しみましょう。

2008年7月10日木曜日

7月8日は駒澤でママさんバレークリニック

 8日は、私の勤務先の主催による首都圏ママさんバレーボールクリニックを駒澤屋内球技場にて開催。講師は主任にママさんに人気NO.1の丸山(旧姓 江上)由美さん、オリンピック四度出場の鬼頭(旧姓 高橋)有紀子さん、そして元全日本女子バレー監督の岩本洋さん。私は総合進行役を担当した。午前中前半は、首都圏にあるバレーボール専門店の店長、店員さん対象のバレーボールシューズ新製品試履き会を行った。シューズを履いてみるだけでなく、実際のプレーでも機能性を試してみようという企画で、講師による特訓を行った。丸山さんのトスによるクイックスパイク、高橋さんの変化するサーブのレシーブ、岩本先生の笑顔とは裏腹の容赦のないスパイク・レシーブと続き、皆さん汗びっしょり。オリンピック選手や監督の優しくも厳しい特訓で大満足の様子であった。
 その後、11時から午後4時までは東京、千葉、埼玉、神奈川各県から集ったママさん87名を対象に懇切丁寧な技術指導が行われた。閉会式後は恒例の景品ゲット・ジャンケン大会。ゲーム以上に大歓声が館内に響き渡り、最後のサインボール10個のジャンケンでは、授与の際、思いがけない光景を見た。通常は、ボールにサインをしてジャンケンに勝った人に手渡す。今回の丸山さんは、オーバーハンドでパス渡しをしたり、2人目からはスパイクでボールを打ち渡し始めた。最後の10人目の人には、まさに強打で打ち渡し、会場は大いに沸いた。
 このようなボールの授与は、丸山さん自身初めてと後で語っていたが、瞬間的にその場の雰囲気に合わせて行動に移すところはさすがに臨機応変、才女ですね。
 それにしても10人目の人は50歳代の受講者であったが、胸元に来たサイン入りボールの強打を平手のオーバーハンドで軽々とレシーブしたその人もお見事であった。
 この後、私は千葉市の我がママさんチームの練習に出かけた。さすがに12時間バレーは疲れた・・・。

7月5日のルールに関しての質問への回答

 コメントに載っていた岩手のてっちゃんさんからの質問に回答します。この質問は、6人制のルールで「集団的なブロック」のことです。「集団的なブロック」とは、「互いに接近した2人あるいは3人の競技者によって行われ、その中の一人がボールに触れた時に完了する」とルールブックには書かれています。質問のような2人目のブロッカーの状況が6人制の「集団的なブロック」に該当します。
 実は、同じ内容の質問が今回のマスターリーダー講習会のQ&Aに出ました。私が回答した結論は「ソフトバレーボールの場合、ネットが低くコートが狭い状況では、6人制のこのようなルールの元ではいくらでも起こりうる状況である。そして、身長のある人に有利なルールである。公平性の原則から、また以前からソフトバレーは6人制のルールの改正・変更に必ずしも追従しない旨決めているので、この『集団的なブロック』はソフトバレーでは採用しない」ということです。ブロックの定義は一人一人のブロッカーに適応されます。日本ソフト連盟の公式回答です。

2008年7月5日土曜日

6月28,29日のソフトバレーボール・マスターリーダー養成・更新講習会

 報告が遅くなってしまったが、先週開催の標記の件に少し触れておく。28日(土)は先日述べたようにJVAの総合型地域バレーボールクラブのヒアリングが台東区であり、それを終えてマスターリーダー講習会の会場である江戸川区小松川まで慌てて移動した。なんとか15:30からの私の講義(グループ討議形式)に間に合い、新規の方達とお顔を合わせることができた。昨年リーダー講習会でお世話になった各県の役員も大勢受講しており、再会を喜ぶことができた。現状のマスターリーダーのほとんどが各県の役員クラスであるが、そろそろソフトバレー生誕20周年も迎えたので一般のリーダーの方達の次のステップとして資格制度に移行して行っても良いのではと、考えている。JVAと検討してみる必要がある。
 夕方から、情報交換会(懇親会)を開催し、その席で先日開催した軽井沢ソフトバレー交流大会で震災を受けた栗原市に対しての義援金のことをお話した。話を終えるや否や、ここの講習会でも義援金を募ったらいかがとの発言があり、承認され募金となった。連盟経理委員長の金当さんが各テーブルを例のにこやかな笑顔で廻ってみると、なんと5万円近くのご懇情を頂くことができた。早速、宮城県連盟理事長に軽井沢町での義援金と講習会での義援金を皆さんの前で手渡した。合計で10万近い金額
になっていた。
 仲間はありがたいな、と大いに良い気持ちになった次第である。

2008年7月3日木曜日

多くの人は自らの潜在能力を知らずに生きている

私の愛読紙に日本経済新聞がある。スポーツを経済の切り口で報道しているところが面白い。文化欄に載っている「交遊抄」という友人・恩人関係を述べている小さな記事を毎日興味を持って読んでいる。
 本日は、長野県松本市長である菅谷昭氏の筆であった。その中で恩師の日野原重明先生(聖路加国際病院理事長)の言葉が紹介されていた。「多くの人は自らの潜在能力を知らずに生きている」という一言だ。
 潜在能力は、その名のごとく、目に見えない能力、潜在している秘めた能力のことである。例えていうと、図のように海に浮かぶ氷山の海中に没している部分のことである。たゆまぬ普段の努力のもとで潜在能力が顕在化してくるのであろう。顕在化する、つまり目に見える形にするコツは、「辛抱」「我慢」の努力しかない、と今朝の記事から考えた次第である。
 しゃれになってしまうが、「コツはコツコツと毎日積み上げていくしかない」

 

2008年7月2日水曜日

7月1日付の読売新聞記事には不快


画像は栃木県日光の華厳の滝である。このブログの読者の方から送って頂いたもの。このような雄大な自然に包まれて羨ましいですな。華厳の滝は、和歌山県の那智ノ滝-なちのたき-、茨城県の袋田ノ滝-ふくろだのたき-とともに「日本の三大名瀑-めいばく-」とも呼ばれる。暑い日は瀑布の水滴を受けて気持ちよいでしょうな。
 さて、昨日の読売新聞朝刊の社会面をご覧になった方は多いであろう。高校男子バレー部の暴力の記事が載っている。同じ日の朝日新聞のスポーツ欄の隅っこの方には日本学生野球協会が30日審査室会議を開き、高校の不祥事27件に関する処分の記事が出ていた。対外試合禁止1ヶ月、謹慎1年、3ヶ月、1ヶ月、警告と続き、学校名と処分された者の役職名が出ていた。内容は、部内暴力が圧倒的に多い。部員同士、指導者からの暴力も多い。
 読売新聞の高校男子バレー部は部員間での暴力・いじめである。当該の部員2名は既に退学になっていて、既に解決済みなのに、新聞紙面に出てくるということは関係者が内部告発に踏み切ったということなのであろうか。関係のない他の部員やチームに何らかの罰則が適用されないように最終解決に向けて関係者一同善処していただきたいものである。
 全国の名のある名門高校バレーチームにも似たような問題を抱えているチームがあるかも知れない。インターハイを直前にして表面化しないように関係者はヒヤヒヤしているに違いない。学校内で解決している問題を敢えてマスメディアの力で表面化させることで得られるものはメディア側の利益だけである。内部告発した人間は一時の怒りが収まるのみである。一連の報道の後、傷つくのは生徒達。取り返しのつかない事件は別にして、多少の失敗は若い時分にはある。そこから子供達が学んでいくことを教師やコーチ、そして親達は指導していかなければならない。追い討ちをかけるような告発は、最終的に告発者も含めて「滅び」の始まりでしかないと思うのであるが、いかがであろうか。
 華厳の滝のように雄大な気持ちで暴力やいじめに関係した双方とも清く水に流すということでは甘い考えであろうか。

2008年7月1日火曜日

6月28日 総合型地域バレーボールクラブ設立に向けて 

 きょうは7月1日。今日の花は睡蓮。
28日の昼から2時半まで日本バレーボール協会(JVA)指導普及委員会のモデル事業である総合型地域バレーボールクラブのヒアリング(聞き取り調査)が東京都の鶯谷(うぐいすだに)駅前の台東区立忍ケ丘中学校会議室で行われた。千葉県バレーボール協会は、このモデル事業に対して他の青森県、山口県とともに申請し受諾された。千葉県のモデルクラブは、昨年10月に設立準備を始めた船橋市多喜野井小学校を拠点とする友愛クラブという小学生女子を対象にした地域クラブ。来年の設立総会に向けて、クラブのロゴを作っているところでもある。私が友愛の名前から「You & I」とデザイン化したのを受け、ある会員が「YOU & i」と修正した。小文字のiは上部の・をお日さまのようにして日の光をデザイン化させている。完成したら皆さんにも見て頂きたいなかなか面白いデザインと思う。
 クラブの中のチームは、順次、小学生男子、ママさん、ソフトバレー、U-14(14歳以下の子供たち)と増やしていく予定だ。私の役割はこのクラブのジェネラル・アドバイザーになるらしい。今後、拠点である近くの小学校2校とも統合し、船橋市バレーボール協会、市体育協会、千葉県バレーボール協会、県ソフトバレーボール連盟とも連携して推進していく予定である。
 主役は地域の子供たち。子供たちが安心・安全にスポーツに楽しめる地域となるように活性化していきたい。スタッフは99%ママさんバレーの役員であるが、こちらも順次地域のオヤジやお兄さんの男性にも入っていただくように今後イベントなどで募集していく。