ブロックの定義に関しての質問です。「本文で片手がネット上端より出ていれば、フェイントをもう片方の手で受けてもブロック・・・のように書いてありますが、ルールブックのP22・4ブロックの最初に(ネット上端より上方で阻止する行為)とあります。これとは意味合いが違うのでしょうか?フェイントを下で受けたりは相手ボールを阻止となるのでしょうか?もう1つ本文とは違うのですが、よく吸い込んだボールが体にあたりながら落ちますが、それを下方で本人があげたとしてもドリブルにはならないのでしょうか?ブロックに当たって吸い込んで体にあたりながら落ちても、そこまでが1回のブロックですかね・・・読みにくい文章ですみません 」
回答します。
ブロックの定義の要件(必要な条件)は、3つあります。①競技者がネットに接近して②相手方から送られてくるボールを③ネットの上端より上方で阻止する行為、です。質問の内容は、③に該当します。③をもう少し細かく説明すると次のようになります。「③(身体の一部でも、片手、片腕でも)ネットの上端より上方(に出ていて)で阻止する行為をいう。(身体がネット上端より出ていれば、ボールと身体との接触点はどこでも良い。ネット上端より低い位置にある頭でも、お腹でも、そしてめったにないですが、足の甲でもブロックの接触となる。)」となります。
以上が6人制・9人制と同様のソフトバレーボールのルールです。質問者の方が戸惑っているのは、「ネットの上端より上方で阻止する」という文言の箇所だと思います。( )の中の注解でご理解できたでしょうか。現状、ここのところを、ソフトバレーボール愛好者からは、明確に「ボールと身体の接点がネット上端より上方にある場合」とした方が宜しいのでは、というご意見が多いと前回申し上げた次第です。
また、吸い込んだ場合の基準ですが、「ボールが連続して接触しても(素早く、連続的に)、それが一つの動作中に行われた場合は許されます」。つまり一つの打球としてカウントしないということです。但し、時間差が明確にあればブロック後の1回目の接触としてカウントされます。勿論、これはドリブルにはなりません。
もう一つの質問がありました。「もう1つ。(ブロックの定義がバレー経験者でないのでゴチャゴチャになってます、すいません)相手側からきたボールをネット側でブロックの形でなく、ダイレクトで打とうとして、かすって真上に上がったことがあります。これはブロックとみなして自分で拾えるのでしょうか?それとも攻撃とみなされて拾ったらドリブルになるのでしょうか? 」
これは、お分かりですね。定義の要件の③に該当します。つまり、阻止しようとしていますか?という点です。質問の場合は阻止でなく攻撃(アタックヒット)ですね。従って、この質問のケースは、同じ人がボールに接触すれば、ドリブルの反則になります。
画像は、読者のF.Kさんから送られてきた路傍の紫陽花(あじさい)です。
紫陽花の花言葉は「移り気」とされていますが、別の花言葉が紹介されている本もありました。ここに紹介してみましょう。 「アジサイは、咲き始めからだんだんと花の色を変えることから、移り気な花と呼ばれていますが、これは心変わりからではなく、美しくなるための試行錯誤のような気がします」。なるほど、私は後者の解釈が好きですね。
送って頂いた、F.Kさんは、このような試行錯誤をされている方なんでしょうね。