2008年7月21日月曜日

ワールドリーグ男子バレーD組3位

 昨日の大阪中央体育館でのゲームで1次リーグが終了し、日本は通算5勝7敗でD組3位となった。昨日のゲームは中国との対戦で1-3で完敗の内容であった。
 試合後の植田監督のコメントが気になった。「誰が出ても、同じバレーをしないといけない」と植田監督。以前から私は植田監督には「まじめな指導者」として好感を抱いている。但し、注文をつけるとすると、もう少し「戦術・戦略」を学習してもらいたい。「誰かがでることで、違うバレーをしなければいけない」というのが私の考え方である。全日本は誰が出て行っても、いつも同じバレーをするとどうなるか。当然、昨日のように攻撃を読まれブロックにかかってしまう。昨日の中国はリベロを省いて平均身長190cm以上であった。実はこのパターンは全日本女子にもある。アテネ以降ほとんど同じスタメンでここまで来ている。精度は上がったが相手チームから見たら分りやすい単純なチームだ。
 勿論、両監督ともこのことに関しては百も承知で、我々が知らない対策も打っていることであろう。スタメン以外は金太郎飴ではいけない。ワンポイント・プレーヤーでもない。ワンゲームフルに働ける実力に遜色のない12名でないと世界のトップ4に入れない。Aというチームにはこの陣容で、Bというチームにはこの陣容で対処するというのが戦術である。北京の本番で両監督の手腕を期待したい。

0 件のコメント: