2008年10月7日火曜日

バレーボール型地域スポーツクラブを立ち上げる


 昨夜は、バレーボール型地域スポーツクラブの第1回設立準備委員会に出席した。クラブ名は母体になっているママさんバレーチームの「友愛クラブ」。そこから頂いた「ゆうあい」という読み方を英語に置き換えて「You and i」とした。あなたと私は愛で結ばれている、という意味。iが小文字なのが効いている。私はあなたのためにある、という意味にも取れる。活動の拠点は、習志野市に近い千葉県船橋市田喜野井町にある田喜野井小学校。
 昨年の6月、船橋市家庭婦人バレーボール部の部長である日下さんから最初にお話があった。「町内の小学校ではミニバスは盛んなのだが、バレーチームがまったくないのです。バレーをやりたい女の子が結構いるんで、小学生チームを作りたいのですが、渡邉さん協力してくれませんか」
 女性に頼まれるとNoと言えない性格の私は「よっしゃあ」と引き受けたものの、本当にやる気なのか半信半疑だったのでしばらくこちらからは連絡もせずその後の成り行きを待った。そして、今年の2月に入り、日下さんから連絡が入った。昨年の夏から1チームを結成して始めました、とのことであった。
これは本気だと、私も動いた。丁度、日本バレーボール協会指導普及委員会で「地域スポーツクラブ育成事業」を推進しており、補助金も出る募集があったので、千葉県バレーボール協会の了承も得て早速応募し審査で認可された。3月に日本協会の説明会があり、千葉県バレー協会にも活動スタートを報告した。そして、現在の女子1チームに留まらず、男子小学生のチーム、また中学に部活のない子供たちのための練習会、ママさんバレー、ソフトバレーのチームも一緒にまとまってクラブとして活動していこうという方向性を持つに至った。
 それでは、きちっとクラブ組織を立ち上げましょう、ということになり、昨夜の第1回設立実行委員会開催となったわけだ。委員は私を含めて8名。全員女性だが、ママさんバレーとソフトバレーのチームの代表者が集まった。食事しながらの委員会であったが、議論が弾みとんとん拍子に議題は片づけられていった。3月には元全日本選手を招聘し田喜野井地域住民(12,000人)に幅広く公報し親子のバレー教室を開催し会員募集をやることがまず決まった。プロが作ったカラーのかわいらしい募集パンフの見本もできていた。船橋市の体育協会、バレーボール協会、千葉県バレーボール協会との連携もやっていく。活動拠点を町内にある他2つの小学校にもお願いすること、町内に一つある中学校バレー部の方にも働きかけていくことも決まった。高校は市内にある全国区の市立船橋高校バレー部とも連携していく。共通のTシャツを作ろう、ユニフォームも必要・・・日本協会から補助金が打ち切られる3年後の財源はどうする?広報紙は?指導者の資質を高めるには?色々今後の課題も出てきたが、とりあえず第1回の準備委員会は出席者が期待感を抱いて終了した。
 子供たちが元気な地域は、安心安全な地域でもあるはずだ。お隣は何する人ぞ、では安心安全は得られない。子供たちが作るスポーツによる絆が地域の活性化につながると信じている。渡邉さん、また忙しくなるんじゃないの?とご心配される方もいらっしゃると思うが、私が協力する場合は、その組織のリーダーがしっかりしている方である場合だけに限っている。つまり、私がそのリーダーの背中をちょっと押させて頂くだけで前に進んでいくそんなリーダーがいる組織に限ってしか私は協力できないということだ。日下さんという女性は、その意味で才能あふれる素晴らしいリーダーだ。来週は全国ママさんことぶき(60歳以上)大会に出場するとのこと。日本という国の地域には日下さんのような人がまだまだいる。このような人がいる限り、世界の経済が多少ぐらついても、今の政治家のレベルが下がっていても、日本は良くなると確信している。まずは地域から元気になることだ。
(画像は委員の皆から講師の要望が高かった大山加奈さん。腰痛のため、選手続行できるのか危ぶまれているが、彼女が治療に通っている病院が船橋市内の病院という縁もあり、そして現役に復帰し子供たちのためにも元気なあの笑顔を振りまいてほしいという願いも込めての要望であった。早速千葉県協会として所属の東レバレーボール部に派遣依頼を提出したい。)

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