まず、クイズです。
オリンピック開催とアメリカ大統領選に共通する、ある数字とは何でしょうか?
答は4です。オリンピック開催もアメリカ大統領選も4年ごとに開催されます。今年のオリンピックは、8月にブラジルのリオデジャネイロ市で、大統領選投票は11月に行われます。
アメリカ大統領選挙の開幕戦であり、今後の票の行方を大きく左右するアイオワ州での党員集会が昨日、州内各地で開催されました。
与党の民主党は、本命候補のヒラリー・クリントン前国務長官が、女性初の大統領を目指して当初は独走していました。しかし、「民主社会主義者」を名乗り、格差の是正を掲げるバーニー・サンダース上院議員が猛追しています。彼は、学生に人気があります。
8年ぶりの政権奪還を目指す野党の共和党は、テッド・クルーズ上院議員が、不動産王のドナルド・トランプ氏とマルコ・ルビオ上院議員を破って勝利しました。トランプ氏の発言は過激ですが、賛同する人も多いのは事実です。
予備選スタートのアイオワ州での勝利者が、最終の勝利者(大統領就任)になるという訳でもありません。1980年、ロナルド・レーガンはアイオワ州での予備選で敗退しました。しかし、予備選最終では、共和党に指名され、本選では、大統領選に勝利しました。
次の予備選は今月9日ニューハンプシャー州にて開催されます。この州出身のサンダース氏は、圧倒的にクリントン氏よりも支持者が多いと言われています。
アメリカ大統領選は、一種のショーのような雰囲気もありますが、ほぼ1年に渡って各候補者の考えを知ることができます。また、日本の首相を決めるときには日本国民は直接投票できませんが、アメリカでは代議員を通じて間接的ですが、票を投じます。
来年からアメリカそして世界に大きな影響力を持つ人物の考えを知る上でも、またアメリカと日本の選挙制度の違いを学ぶうえでも良い機会です。
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